釣果を落とさず切れない仕掛けを作るには
しばらく釣りを続けていると、ハリスが切れる経験も増えてきます。その切れ方をよく観察し切れない方法を探すことはとても大事なことです。
切れ方のパターンとして、私の場合は以下の二つが多かったです。
・結び目が切れる
結び目のコブはどうしても弱くなります。どんな結び方をするにせよ必ずコブはできるので、これは恐らくハリスを太くすること以外方法はないでしょう。
・すっぽ抜ける(結びがほどけてしまう)
すっぽ抜けの判別は...切れたと思われるラインの先が撚れている状態だとその可能性が高いです。あと切れた時の手の感触も参考になります。するっと行きます。
さて、本項でも紹介しているテンカラ結びは確実かつ簡単な結び方の一つであると言えますが、フロロでは不十分な場合があります。ナイロンは柔らかく、食い込んでくれるので結び目が強固になりますが、フロロは固いので結びが不完全になることがあります。しっかり結んだつもりでも、木に毛ばりをわざと引っかけて、引っ張ってみると簡単にほどけてしまうことがあります。
そこでさらに確実なノットの方法を試していて、現時点(2018シーズン)での最強のノットを紹介します。
※リリアンへの結び方は上記で紹介している方法で問題ありません。
※各結び方はリンクをクリックしてください。
ラインとハリス
できた輪に本線を通し①②、そこに8の字結びでこぶを作ってあるラインの先端を通して③、締付けてコブに引っかけるようにします。④
これでラインとハリスは強く結べました。
これでラインとハリスは強く結べました。
ハリスと毛ばり
パロマーノットと呼ばれている方法が確実です。
まずアイにハリスを通し、戻りも通して輪を作ります。
できた輪を一度結んで先端のあまった部分に毛ばりを通します。
締付けは注意が必要です。まずは2本ともつかんでゆっくり引っ張ってきます。輪が小さくなったら完全に締めてしまわずに、後で切ってしまう側の糸だけをつかんでゆっくり引っ張って締付けます。本線を引いても締まりますが、撚れてしまいます。
締付けの際は歯をつかうと便利でしょう。
毛ばりを結ぶにはおそらく不向きな方法で、ハックルを巻きこんでしまうこともありますが、なにせほどけにくいのでフロロハリスにはうってつけの方法です。
まずアイにハリスを通し、戻りも通して輪を作ります。
できた輪を一度結んで先端のあまった部分に毛ばりを通します。
締付けは注意が必要です。まずは2本ともつかんでゆっくり引っ張ってきます。輪が小さくなったら完全に締めてしまわずに、後で切ってしまう側の糸だけをつかんでゆっくり引っ張って締付けます。本線を引いても締まりますが、撚れてしまいます。
締付けの際は歯をつかうと便利でしょう。
毛ばりを結ぶにはおそらく不向きな方法で、ハックルを巻きこんでしまうこともありますが、なにせほどけにくいのでフロロハリスにはうってつけの方法です。