魚がいるポイントに毛ばりを自然に流す


テンカラで自然に毛ばりを流すには?(ナチュラルドリフトの方法)


テンカラでの基本的な釣りの考え方は、水面に落ちた虫を真似することです。虫は水面に落ちると、当然流れに乗ってどんどん下流に運ばれていきます。川で落ち葉などをためしに流してみるといいでしょう。そんな具合に毛ばりも流れると、「自然に流れた」ことになります。

ですが釣りにはラインが存在します。こいつが毛ばりの自然な動きの邪魔をするわけです。テンカラに限らずフライでも同じです。

以下は渓流におけるポイントの例です。


左に落ち込み(流れ込み)があり、大きな岩が点在するポイントです。

①流れ込みすぐ脇の流れが止まっているところ。渦を巻いていることもありゴミがたまっている。

②岩の陰。流れが穏やかになっている。

③岩、岸が作る深み

さていずれもメインの流れよりも緩やかになっているポイントです。各ポイントの手前には早い流れがあり、そこにラインが持っていかれて毛ばりが自然に流れてくれません。以下のような状態になってしまいます。


毛ばりを落としたところは良い感じです。すぐに食ってくれればいいのですが、次第に手前の速い流れにラインがぴっぱられて不自然な動きになっていきます。最大飛距離を出すキャステイングではこうなることが多いです。このようなポイントではもう少しそばによって竿を立てラインとの角度が鋭角になる様にします。加えて飛距離を調整するために手前の振りを短くする必要があります。

長い竿をつかうことも解決策の一つです。ですがラインを長くしてもあまり効果がありません。結局垂れてきてしまって流れに持って行かれます。


こちらはいい場所に毛ばりが落ち、ラインも手前の早い流れに触れていないので位置をキープして自然に毛ばりが漂います。可能な限りこうなる様に心がけたいところです。

がしかし、そうもいかないことが実際の場面では多くあります。なので上のイラストの失敗キャストを繰り返すのもありだと思います。数秒間は自然に漂うのでそれをこまめにうち返してやるのです。