【飛行機・電車で輪行】九州北部サイクリング旅行記その1

2023/05/22

自転車

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JALのキャンペーンで、国内線が6600円から販売されていたので、今まで行ったことがなかった九州を自転車でぐるっと回ってきました

特に目的地があるわけでもなく、観光地によるわけでもない、とりとめのない旅になってしまいましたが、何かの参考になればと思いここに記録を残しておきます。

5/10:札幌~福岡~大宰府~久留米

旅の始まりは札幌近郊の最寄駅から新千歳空港までの輪行です。ちょうど通勤ラッシュの時間帯に当たってしまい、サラリーマンや学生に嫌な顔をされながら、身を小さくして電車の最後尾でじっと我慢して、なんとか空港までたどり着きました。

できれば、ラッシュの時間帯に輪行するのは避けましょう。当たり前なんですが。

さて、自転車を飛行機にのせます。今回はJALにお世話になりました。空港使用料込みで7000円と格安の航空券なのに自転車まで乗せてもらうなんてちょっと申し訳ないのですが、まぁ堂々と権利を行使しましょう。

私の輪行バッグは前輪のみを外して収納するタイプで、ハンドルは外しましたが全長は結構長くなってしまいます。それでも大きさに関しては係員の方から何も言われませんでした。

自転車専門の検査員がいるらしく(これは福岡でも同じだった)、その人が来るまでちょっと待たされます。そしていかにも、ご自身がサイクリストとった感じの穏やかな中年男性がやってきて、ボンベが入っていないか、パンク修理用のゴム接着剤は入っていないかなどを聞かれます。

もちろん、ジッパーを開けて中身を見せなければいけないので、がっちり梱包するのはそのチェックが済んでからの方がよさそうです。

どちらを上にすればよいか、持つときはどこを持てばよいかなどを聞かれて、最後に免責についての紙にサインをさせられます。もし壊れても責任は取りませんよというやつです。でも、かなり扱いが丁寧なので壊れることはないでしょう。

さて、よく話題になるタイヤの空気圧なんですが、これは福岡の係員の方がおっしゃっていたことですが、パンパンの状態(指定空気圧の幅の上限)でなければバーストすることはないとのことです。

貨物室内は客室内と同様、0.8気圧に調整されているよう(所説あり)なので、普段より20%程度タイヤの空気圧が高くなっても上限を超えないようにしておけば問題ないと思います。

私のグラビエの場合、PSIで50~85という空気圧の幅があります。なので50にセットしておけばバーストすることはないはずです。70でも大丈夫な計算です。なお、国際線の場合は勝手が違うかもしれないので、海外遠征をされる方は参考にしないでください。

私はそれを知らなかったのでぶよぶよになるまで空気を抜いてしまい、到着後ハンドポンプで一汗かくことになりました。さらに私の自転車のタイヤは空気が多いので大変なんです...

ちなみに、福岡空港に自転車に関する施設はありません。なので組み立てや空気の充填は屋外の適当な場所でやる必要があります。私は到着エリアのバス停留所の前のスペースで行いました。

私のように空気を抜き過ぎた方は、最寄りに「サイクルベースあさひ」さんが数件あるので空気入れを借りるとよいでしょう。私がお借りしたのはこちらの店舗です。フレンチバルブ用の空気圧計がついた空気入れがあったのでとても助かりました。

そうそう、近くに実物大Vガンダムが直立しておりました。もともとフィクションなのに実物大って表現も不思議なんだけど、とにかくデカくて頼もしい。早く自衛隊が採用してくれると安心して生活できますね。

空気も充填し準備が整ったので最初の目的地、太宰府を目指します。福岡市内からは軽いサイクリングといった距離(約12km)でしたが、暑くてなかなかしんどいです。

初めて訪れた太宰府でしたが、参道は土産物屋さんが軒を連ねる完全なる観光地と化していて興ざめといった感じ。たぶんもう、直感なんですが、ここに神様はいません。

訪れるのなら南の光明禅寺がある道か、九州国立博物館側から入ったほうが良いでしょう。そして、まだ観光客がいない早朝に訪れるべき。

御本殿は改装中で仮殿を建築中でした。森が屋根の上に乗っかってる不思議な建物でした。そして、建造物よりも目についたのはたくさんの大木です。北海道ではあまり見ることができない規模の大木です。歴史の長さを感じます。

太宰府をあとにし、3号線をひたすら南下します。ところどころ高架になっていてかなりスピードを出せる区間です。自転車で走っていいのかと疑ってしまうくらいなんですが、特に標識等もないのでOKなんでしょう。

この日は久留米駅前のビジネスホテルに宿泊。ちょうど駅の地下に市営の立派な駐輪場があったので自転車はそこに置かせてもらいました。翌朝まで200円。雨が降っても大丈夫だし盗難の危険もないので安心できます。

久留米の市街地は飲食店が充実していました。この日は初めての九州ということで、駅前から15分ほど歩いたところにあるさびれた食堂でちゃんぽんをいただきました。普通にメニューにちゃんぽんがあるのはさすが九州といった感じ。北海道の街角にある食堂にはチャンポンというメニュー自体がありません。

簡単に言うと、ラーメンに野菜炒めを乗せたものって感じなんですかね。豚バラ肉の臭いがきつめの、なかなかにパンチがあるものでした。

移動距離

  • 飛行機 1417km
  • 自転車 47.7km

経費

  • 飲食代 1190円
  • ホテル 4802円
  • 駐輪場代 200円

5/11:久留米~熊本~宇城

翌朝9時に久留米を出発しました。画像は筑後川。特になんてことはありません。デカい川です。

熊本へ向かうにはどのルートが一番楽なのか、さんざん悩みました。選択基準はその景色よりも、その平坦さ。そのまま3号線を南下すると山道になりそうだったので、八女から筑後~大牟田を通るルートを選択しました。かなり総距離は伸びるんですけどね。

大牟田までは楽だったんだけどその先は結構アップダウンがあってきつかったです。この日の熊本地方は30度に迫る気温で、地元の中学生が熱中症で搬送されたというニュースも。生粋の北海道人の私にはそうとうこたえる暑さでした。

大牟田では草木饅頭というお店によって、破れ饅頭5個入150円というなんとも良心的なおいしいお饅頭をいただきました。店員さんが破れ饅頭がいかにして生まれるのか、その仕組みについてやたらと丁寧に説明してくれて、いや早く饅頭食って休みたいんだけどって感じです。

お店の前にベンチもあって旅人にはありがたい。そしてここでも暖簾にツバメのつがいがとまっていました。どこに行ってもツバメが懸命に子育てをしている光景を見ることができてとても癒されます。これだけでも九州に来たかいがあるというもの。

知らない人も多いと思いますが、北海道ではツバメはレア種なんです。だから私にとってはとても特別なことなんだけど、地元の人にとっては毎年恒例のことなんでしょう。追い払うことも愛でることもなく、見事なまでに自然に共生していて、気持ちの良い光景です。

熊本城、初めて見ましたが、下から見上げると迫力がすごくて、あぁ、昔の人はこうやって殿上人が住む天守閣を見上げて、まったく根拠のないリスペクトを感じていたんだろうなということを肌で実感しました。

石垣は例によって修復作業の真っただ中。お金も時間も人出もかかるだろうけど、地元の人にとっては大事なものなんでしょう。それが実際に見ることで理解できたのでわざわざ来たかいがありました。

この日、熊本市内の宿泊施設は軒並み高騰していて(最低でも1万円くらい)、誰かのコンサートか何かの学会かよくわかりませんが、何らかのイベントがあったのでしょう。

ということで宿は隣町の宇城市に取ることにして、市街地をひと回りだけして早々に熊本を後にしました。熊本はきれいな街でした。住んでみたくなるおしゃれな街です。熊本城のすばらしさは言うまでもありません。

熊本に着いた段階で相当消耗していて、とにかく日陰で休みたいと東屋とトイレと水場がある公園を探したんだけどなかなか見つかりません。ていうか、九州はそういった「児童公園的」なものが極端に少ない印象です。

各地に城跡などを利用した立派な公園はあるんだけど、住宅街の中にある普通の公園が全くありません。特に国道沿いは皆無といってよく、この日107キロ走破しましたがひとつもありませんでした。

たぶん北海道が多すぎるのでしょう。どこに行っても東屋とトイレと水場(サイクリスト3種の神器)が備え付けられてた公園があります。なかよし公園、どろんこ公園、ひよどり公園、なんて名前がついた児童公園が北海道にはそれこそ無数にあるんです。たぶん九州の人が北海道を自転車で旅したらおどろくでしょう。

さて、熊本市街から宇城市までは平たんな道を20キロ弱と余裕だったんだけど疲労が限界に達していてふらふらになりながら当日お昼に予約をした旅館に転がり込みました。

チェックインをしてからシャワーを浴びて着替えて徒歩で町を散策しつつ、おいしそうな大衆食堂を探すことを最高の喜びとしている私にはここからが旅の本番になります。目星をつけていた中華料理屋さんが閉店していたので、宿の近くにある華月園という中華料理屋に入りました。

なんだか懐かしい雰囲気の店内には過剰にアットホームな空気が漂っています。メニューを一瞥し迷うことなく大盛りオムライスを注文し、セルフサービスの水を2杯空っぽの胃袋に流し込み熊本日日新聞を手に取ると、どこからどう見ても完全に地元の現場作業員です。

悦に入っていたら厨房から「大盛りオムライスのおきゃくさーん!」と呼ぶ声が。どう考えても私しかいません。「どうかしましたか」と尋ねると、大盛り分のご飯が足りなくて、普通盛りがギリとのこと。まぁ、いいか。足りなかったらラーメンでも追加で注文すればいいし。

そして運ばれてきたオムライス。これが筆舌に尽くしがたいおいしさ。ちゃんと鉄のフライパンでちゃんと職人が作った、当たり前に本物のオムライスがこんなところで食べられるとは。

だってここは中華料理屋だぜ。おい。なんだこれは。こんなうまいオムライスは食べたことがない...

ここ10年くらいだろうか。おいしいものを食べさせてくれる飲食店が大幅に減少しました。黒字に白のほっそい明朝体でかかれた○○商店というのれん、気取った店内にはベレー帽とエプロンの青白い顔をしたこじゃれた店員がぎこちなくあるき回り、出てくる料理は大きな皿の真ん中にちょこっと乗った、命が吹きこまれていないただ素材を混ぜただけのモノ。

料理は「職人」が作るものだと私は思っていて、それは家具やたてもの、機械類なんかと同じで、嫌というほど修行をした手練れの職人が、それでも余裕なく怒鳴りちらしながら、こぼれる汗をおでこに結んだ手ぬぐいで受け止めながら作るものが料理というもので、それを食べるこちら側もそれにふさわしい、疲れ切った体を準備し唾液を口にためながら待ち構えるものなんですよ。

「おんなこどもが出入りするような場所じゃないんだ、食堂は。」令和の今、決して口に出してはいけない昭和フレーズを唱えながら絶品オムライスを平らげました。それこそ秒で。

食後に無料のコーヒーをすすりながら天井を見上げ、あぁ、今日まで生きてきてよかったとしみじみ思いました。これで650円。なんてことだ...

普段無口なわたしですが、ちょうどレジで会計をしてくれた職人に「めちゃくちゃうまいオムライスでした。」と声を掛けました。そして、「残っていたご飯を全部使ったからちょっと多めにしてくれたんでしょ」と聞いたら、「そうなんです、わかってくれてうれしいです」とのお返事。あぁなんて気持ちがよい職人なんだ。

もしあなたが人生に悩んでいて生きている意味を見出せないでいるのなら、久留米から宇城まで108キロ自転車をこいで、華月園でオムライスを食ってください。きっと生きていてよかったと思えることでしょう。これは私が自信をもって保証します。

それにしても、今日は疲れた。もう年齢的に100キロ以上のサイクリングは厳しいのだろうか。おやすみなさい。

移動距離

  • 自転車 108km
  • 徒歩 2.6km

経費

  • 飲食代 1750円
  • ホテル 5300円

5/12:宇城市~天草市

宇城市の宿を8時半に出発し、宇土半島南側を天草地方を目指してペダルを漕ぎます。朝食はない素泊まりのプランだったので最寄りのセブンイレブンでコーヒーとパンを買って朝食とします。

自転車で旅行をしていると、どうしてもコンビニを巡る旅になりがちです。観光地よりもコンビニに車輪が向いてしまう。疲れているから仕方がないんだけど、ちょっと味気なく感じるときもあります。

途中でおいしそうな不知火というみかんを販売している露店がいくつかあって、5,6個セットになって売られていましたが、今1個だけ食べたいんだけど売ってくれませんかと無理なお願いしたら、ただでくれました。

ちょっと申し訳ないので2個分に相当する金額を置いてきました。善意に触れると逆にお金がかかってしまいます。まぁいいか、おばちゃんありがとうございました、うれしかったです。

大矢野島に渡る1号橋まではアップダウンも少なくて、快適に進みましたが、その後はのぼったり下ったりとなかなかしんどい道が続きます。天草パールラインと名前が付けられ、積極的にサイクリストを呼び込んでいるルートなんですが、思っていたよりも絶景ではなかったな。(ごめんなさい、素直な感想です)

上島に入ってからも特にどこにもよらずにひたすら前進しました。この日も天気が良くて気温もかなり上がっていたので、なるべく早くホテルにチェックインをして、相撲でも見ながらビールを飲もうと、それだけを楽しみにペダルを踏みしめました。朝乃山はどうなった。貴景勝の膝はだいじょうぶなのか。

天草市街に到着し、おなかが減ったのでパンでも食べようと検索して見つけたパン屋に向かいましたが、完売の張り紙が...ちょうど隣にあったずっと気になっていたローカルのドラッグストアに入って適当に食材を買い込み近くの公園で食べました。

北海道にもドラッグストアは沢山ありまして、ツルハとサツドラが有名ですが、ドラッグストアとは名ばかりの、謎のディスカウントストアといったほうがしっくりくるお店なんですが、こちらも何でもありのただのディスカウントストアでほっとしました。なんでほっとしたのかは自分でもよくわかりません。

夕飯はかなり年季の入った中華料理屋でカツ丼を食べました。ちょっと変わったカツ丼で、普通はカツを卵とじするのがカツ丼だと思うんだけど、カツに卵あんかけをかけたようなカツ丼でした。隣の焼き肉屋もおいしそうでした。

天草市内にはおいしそうな、いい感じにさびれた飲食店がたくさんあり、何日滞在しても大丈夫な感じです。

ホテルは花月さんという民宿です。オーナーのご婦人がなんとも言えず穏やかでマイペースな人で癒されます。たぶんどこぞのご令嬢だったのでしょう。自転車はどこに停めればいいか聞くと、ロビーに入れてください、とのこと。

ふつうに靴を脱いで上がる小奇麗なロビーなんだけど、いつもそうしていただいている、とのことだったので遠慮なくそうさせていただきました。サイクリストに理解のあるお宿です。ぜひ泊まってみてください。

本館はリフォームがされているとはいえなかなか古い建物で気になる人もいるかもしれませんが、裏手に新しい宿もあるのでそちらを利用してもよいでしょう。

そして翌朝、キャンセルが出たとのことで無料で朝食をごちそうになりました。オーナー様、かさねがさねありがとう。そしてキャンセルをした人ありがとう。私がちゃんとおかわりまでしてガッツリいただきましたから、ご安心ください。

移動距離

  • 自転車 69.5km
  • 徒歩 1km

経費

  • ホテル代 4300円
  • 飲食 1420円

5/13:天草市~苓北町~長崎市街

この旅初めての雨です。そしてなかなかの本降りです。予定では天草下島の南側を経由して、崎津集落、大江天主堂など風光明媚な観光エリアで車輪を転がす予定でしたが、雨だし疲れたしめんどくさいしで島の北側をまっすぐ苓北まで行き、そこからフェリーで長崎に移動することにしました。

天草と言えば、信仰に生きたクリスチャンの聖地のはず。なんだけど北側に限ってはキリシタン感ゼロ。おっぱいしかない。

考えたら私は信仰心ゼロで「おっぱい」という言葉の響きとそのかたちにキャッキャ言う程度のゲスい人間なのでこの北回りルートが正解なんでしょう。きのうとは打って変わって冷たい雨に打たれてちょっと凍えながら苓北町まで淡々とペダル踏み続けました。

フェリーまで時間があったので、苓北町の地元の人が利用するであろう保養施設の温泉に入りました。温泉はけっこうなのだが、小高い丘の上にあるのは勘弁してほしいところ。でも行く価値はあります。フェリーまで時間があるサイクリストの方は頑張って丘を登って温泉につかってください。

お湯もいいですし施設も清潔です。そして地元の産品を購入することができます。ここで袋に10個くらいはいって150円で売られているビワを見つけました。

道中でビワとは知らずに勝手にもいで食べていましたが、こんなおいしいものがいたる所に自生しているなんて、なんて素晴らしいんだろうか。ヒヨドリやカラスなんかにも食べられないのは不思議でなりません。

北海道のカラスやヒヨドリはほかに食べるものがないから、クソまずいで名高いナナカマドの実まで食べてますよ。ビワは地元の人と生き物にはあまり人気がないのだろうか。とにかく格安です。ジャムにでもしたら最高にうまいだろうなぁ。

苓北観光汽船には事前に自転車を乗せられるかメールで確認をしておきました。自転車までは載せることができて、片道追加で1020円、合計で3050円で長崎側へ渡ることができます。特に予約の必要はありませんが、自転車を乗せるスペースは限られているっぽいので、ハイシーズンは早めに行ってチケットを購入したほうがよさそうです。

バイクの人は手前の鬼池港から島原に向かうフェリーを利用しています。なのでこのフェリーはサイクリストの特権でしょう。自転車の人はぜひ活用してください。

ちょうど外国人の自転車旅の二人と一緒になりましたが、2人とも190センチはありそうな大男で、並べると私のクロスバイクはおもちゃのようでした。二人とも日本の自転車旅をとても楽しんでいるように見えて、関係ないけど私も嬉しく感じました。茂木港のローソンでおにぎりをおいしそうに食べていました。

画像を見ていて気がついたんだけど、3台ともポカリスエットの900mlボトルがホルダーに入ってますね。やっぱりこれに尽きます。

さて、フェリーが着くのは長崎市の裏側に位置する茂木港というところで、距離的には長崎市街まであと8kmくらいなんだけど、もう長崎に着いた気でいた私に情け容赦なく急坂が待っていました。雨でひんやりしていたからよかったけど、もし炎天下だったらかなりきつそうです。

きつい坂を上りきると、こんどは一気に長崎市街に向けて下っていきます。道も狭いし交通量も増えてくるのでスピードの出しすぎには注意しましょう。けっこう危険な道です。

はじめて訪れた長崎市は、海と山と人工物が調和したキレイな街でした。ちょうどG7保健相会合が開催中とのことで市内には警察官がたくさんいました。なんかカッコイイ建物だなと写真を撮りまくっていたら、それは県警の庁舎だったようで、どおりで周りの警官がやたらにらんでくるはずです。

この日も中華街には背を向けて、町の普通の中華料理屋に入りました。ご高齢のお母さんと息子さんで経営をされている小さな食堂で天津飯のセットを食べます。

天津飯も地域や流派(?)によってかなり見た目も味も変わってきますが、九州の天津飯はさっぱりしてますね。しょうゆやお酢を垂らしながらおいしくいただきました。

宿は駅前の東横イン。しばらく民宿に泊まってきたので東横インにものすごい高級感を感じてしまいました。そして、自転車の置き場を教えてくれる受付のお姉さんの九州訛りに萌えました。この日も疲れたのでローカルニュースを見ながらさっさと寝ます。

なんか自転車こぐのが面倒になってきた。まずいぞ、これは。

移動距離

  • 高速船 26.2km
  • 自転車 37.6km
  • 徒歩 3.8km

経費

  • 船 3050円
  • 温泉 500円
  • 飲食 1330円
  • ホテル 7000円

次回に続きます。

【飛行機・電車で輪行】九州北部サイクリング旅行記その2

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