ソニーのヘッドフォンMDR-10RCのイヤーパッド交換手順

タイトルの通り、ソニーのヘッドフォンMDR-10RCのイヤーパッド部分の交換の手順を紹介します。

私にとって、このソニーMDR-10RCは、付け心地も音質も満足のいくヘッドフォンで、長年大切に使ってきました。

でも最近になって人工皮革部分(耳に当たる部分)の劣化が目立ってきました。そのためネットでパーツを購入し交換をしてみました。ここに手順を残しておきます。なにかの参考になれば幸いです。

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パーツを手に入れる

アマゾンや楽天、ヤフーなどで交換パーツは入手可能です。価格は2000円程度で今回私が使用したものは上の商品(Chic Tuant)です。

この商品(Chic Tuant)の特徴ですが、ほかの方のレビューにも書かかれていることと重複しますが、私の感想も書いておきます。

  • 色が純正品よりも薄い(黒ではなくグレーに近い)
  • スポンジ部分が薄く、素材が固め
  • 付け心地はわずかに変わる
  • 音の変化は感じられない

いずれの商品を選ぶにしても、まずはレビューを確認して、よほどのことが書かれていなければ普通に交換はできるはずです。ここで紹介した二つの商品はよく買われているようなので、まず大丈夫でしょう。

交換手順

古いイヤーパッドを取り外す

まずは現在付いている古いイヤーパッドを取り外します。

方法は簡単でギターのピックのような、薄くてある程度の強度あるものを、本体とパッドの境界線に差し込みます。使っていないカード類が良いでしょう。

画像の工具は購入したものに付属していたものです。商品によってはこのように交換用の工具がついているみたいなので、心配な方はそのような商品を購入してみてください。

5~8ミリほど押し込む動作をいくつかの場所で試してみてください。そのうち5つの爪の一つに当たり、ぱかっとイヤーパッド部分が外れます。あくまでも押し込むだけにして、捻る動作はしないでください。捻ると本体に傷をつけてしまいます。

プラスチックフレームを取り出す

本体からイヤーパッド部分が外れたら、今度はそこからプレスチックのフレームを取り出します。

5つの爪が付いている丸いパーツですね。これを取り外して新しいイヤーパッドに付け替える必要があるからです。

この作業は簡単です。おそらく古いイヤーパッドは相当劣化しているので、取り出そうとしていると破れて簡単に取り外すことができます。

プラスチックフレームを新しいパッドに取り付ける

この手順が、今回の交換作業で一番の難関だったかもしれません。

なぜなら、新しいパッドを破いてしまいそうで怖いからです。私が購入したものはギリギリのサイズで作られていて、かなり引っ張らないと入りませんでした。おそらくほかの商品でも同じでしょう。

コツとしては、いきなりすべてを入れようとせずに、まずは画像のように片側を入れてしまって、その後で残りの部分をぐいぐいと、めくって被せていくイメージです。

新しいパッドを本体に取り付ける

新しいパッドにプラスチックフレームを入れることができたら、それを本体に装着します。

5つの爪と穴の位置を合わせて、押し込むだけでOKです。カチッと音がするまで押し込みましょう。爪が折れたりする心配もないので、爪と穴の位置さえ合っていれば、特に気を付けることはありません。

装着が済んだら、隙間ができていないか確認をして終了です。もしこれまでの作業でイヤーパッド内のスポンジの位置がずれていたら、指で押して整えてあげましょう。

30分程度の作業で新品同様に!

さて、今回はソニーのヘッドフォンMDR-10RCのイヤーパッド部分の交換について説明しました。ヘッドフォンは機械的に壊れるよりも前に、耳に当たる部分と可動部が壊れてしまうものです。

それらのパーツを交換することができたら、10年くらいは平気で使えるはずです。このソニーのヘッドフォンは頭の形が横に広い私にとっては、数少ない付け心地が良いヘッドフォンで大切にしてきました。

メーカーに修理に出すとどうしても高額になってしまうので、こういったパーツが手に入るのは本当に助かります。ぜひあなたも交換してみてください。身に着けるものがきれいだと気分もよくなりますから。

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