オワタ式に毎年やってくる夏。今年の夏ももう終わってしまう。ということで去り行く季節を惜しんでお盆休みの後半にサイクリングに行って写真を撮ってきました。
モエレ沼公園と石狩方面へサイクリング
アクセス
札幌中心部からはまなすの丘公園までは2時間弱とちょうどよい距離です。私は江別から出発をして途中でモエレ沼公園に立ち寄りました。
基本的に勾配もゆるく、広くて路側帯にスペースが十分にある道がほとんどですが、海へ向かうヤンキーもいるので、後方の車には十分注意してください。
モエレ沼公園のピラミッド
イサムノグチの設計によるモエレ沼公園を象徴するガラスでできたピラミッドです。真夏のピラミッド内は予想通りに暑い。
パッと見て思い出すのは、やっぱりルーブル美術館のガラスのピラミッド。あれを設計したイオミンペイ氏と交友があったそうで、明らかにオマージュと思われます。
全体が幾何学的な公園内でそれを集約して空に向かうような、そんなイメージの建物です。
あかりシリーズ
イサムノグチあかり展が開催中でした。館内撮影OKだったので撮ってみました。見てわかるように日本の提灯がモチーフの、ふんわりやわらかい照明です。
一部小さくしたものは購入可能なんですが、なんか売っているのは良くないんだよな。多分だけどスケールの問題だと思う。
売っているものは電気のコードがすごく気になります。あまりほしくならない。やっぱり展示してある等スケールのものは絶妙な存在感で造形作家スゲーとひたすらうなることしかできません。
プレイマウンテンと水場
モエレ山のいただきから撮った一枚です。モエレ沼公園の幾何学的なシルエットの全体をとらえるのってとても難しいのですが、私にしては上出来な一枚です。
歩いていて気がついたのですが、イサムノグチの公園は、普通の公園と大きく違います。普通、自然さを表現するために境界をぼかすものなんですが、モエレ沼公園はそれぞれ要素の境界がはっきりと線で区切られています。
なんかちぐはぐな公園って、手が加えられた自然って感じになるんだけど、ここは配置された空間という印象。うまく言えないが、こんなに人工的な空間なのに人為的なものを感じないんです。本当に不思議な空間です。
ちなみに、写真で見るのと実際に歩くのは大違いで、レンタルサイクルを借りないとなかなかハードなウォーキングになります。人の小ささがその巨大さを物語っています。
めっちゃ素敵かあさん
バックパックから飛び出している棒はいったい何なんでしょうか。
自転車を乗り捨て、遊具へ一直線に向かう子供をドカッとアスファルトにあぐらで座り、「うんうん、よく遊べ」と嬉しそうにうなずいているようなイメージでした。実際お顔を拝見していないので、わからないのですが。
でも後ろ姿のその魅力がすごくてついついシャッターを押してしまいました。
彼女を見てパッと思い出したのは、魔女の宅急便に出てくる絵描きのお姉さん(ウルスラというらしい)。私にとってステキな女性の代名詞です。
石狩灯台
はまなすの丘公園にある石狩灯台です。風に揺れるススキを前景に撮ってみました。場所が場所だけにずっと強風が吹き荒れていました。
この灯台、いい感じの灯台らしい配色になっていますが、なんと映画の撮影のために赤のラインが入れられたそうです。
歴史は100年以上だということで、多くの船乗りがその明かりを見つけ安堵したのでしょうか。
はまなすの丘公園の木道
シーズンには海浜植物が咲き乱れる、海岸の木道を歩いてきました。ここの木道は枕木を利用したごついものではなくて、1×4材のような針葉樹を細かく並べたもので、他ではあまり見たことがないタイプでした。
両サイドが高くなっていないので圧迫感がなくてより植物が近く感じられます。この木道いいな、と何度もつぶやいてしまいました。もし自分が自然公園で働くことになったら、この木道を採用したいです。
花の時期は終わってしまっていましたが、ハマナスの実が見ごろでした。
長いこと札幌周辺に住んでいますが、初めて石狩川が日本海にそそぐところを見ました。地の果て感がすごくて、ちょっとおぞましいところです。
でも、湿地や草原でしか見ることができない貴重な草花、野鳥を観察することができます。ノゴマを撮りたかったんだけど、現れてくれませんでした。ヒバリ、ノビタキが多くいました。
まとめ:風が強いけど行きたくなる石狩
当然なんだけど、海が近づくにつれて風が強くなるので、ペダルを踏むのがしんどくなってきます。
はまなすの丘公園は石狩川沿いに不整地ですが林道みたいなものが伸びているので、公園内に入らなければ自転車で砂しの先端まで行くことができます。ロードバイクでは厳しいが。
もちろん海に入ることもできるし、温泉もあるし、天気が良い日は石狩方面へサイクリングなんていかがでしょうか。
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