豊平川中流で激スレのニジマスに挑戦して思ったこと

2022/07/06

釣行記

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基本的には魚影が濃い豊平川なんですが、札幌市街を流れる中流エリアは魚がスレてしまっていて釣ることは容易ではありません。

そんなスレた魚を求めて、自転車で片道1時間半をかけて赴き、幌平橋周辺で丸一日粘った話です。

札幌市街を流れる豊平川でスレ魚釣り

幌平橋周辺はポイント多し


この幌平橋周辺は好ポイントが連続していて、いかにも魚が付いていそうな背、落ち込み、淵が至る所に見られ、実際に頻繁に大型魚の「バッシャーン!」というライズを見せつけられて大いに煽られる釣り場です。

でも、スレかたが尋常じゃなくて、ほとんど釣れないというのが実際のところ。この日も平日にもかかわらず多くの釣り人を目にしましたが、誰一人として釣れている気配はせず、皆水面を見つめてただ茫然としている様子。

もちろん、フライ、ルアー、餌釣りと様々なスタイルでの釣りを見ましたが、皆さん釣れていない。確実に魚がいるということはわかっているだけに、スレ具合が余程目につきます。

南区、真駒内より上流の豊平川は魚影が濃くそんなにスレてもいないので、理想的なニジマスの釣り場となるのですが、この中流域はヤバイくらいにスレています。

同じスレで思い出すのは支笏湖でしょうか。あそこもめちゃくちゃスレていて、一見さんは何時間粘ろうともアタリすらないまま一日が終わっていくなんてよくあること。

しかし、あの広い湖面に対して魚の密度がどれくらいなのか、回遊している魚にうまく出会えるかどうか、などの要素もあるため、豊平川のように目の前で盛大にライズを見せつけられるようなこともなく、やはりスレ具合で言えば豊平川中流域のニジマス連中に軍配が上がるでしょう。北海道で一番といってもよいスレ魚が悠々と泳ぐのがこの豊平川中流域なんです。

考えた。そもそもスレとは何なのか


さて、なんとなく使っているこの「スレ」という言葉ですが、実際のところどんな状態のことを指すのでしょうか。全く私の毛ばりが見向きもされない状態で、そんなことを考えながら、無為にロッドを振って貴重な体力を消費していました。

スレている魚は、ただ単に人のプレッシャーが厳しく警戒しているわけでもないと思います。実際に私の目の前でバンバン跳ねるので、彼らは人の存在にビビって動けないわけではない。それは間違いがないと思います。

スレていない渓流での釣りでも、人の姿が魚から見えると、警戒されて釣れないと言われています。スレていない渓流だと、人が音をたてたり姿を見せたりしてその緊張を破ってしまうと、魚はライズすらしなくなり、岩陰やブッシュに隠れて出てこなくなるわけで、そうなると、人間の存在と流れてくる毛ばりの関連を考慮しているわけでもなく、シンプルに警戒モードにはいるわけです。

豊平川のニジマスは、明らかに流れてくるものの真贋を見定めているとおもわれ、それこそがまさに究極のスレ状態なのでしょう。かなり的確にその判断はなされているようで、私の粗雑な毛ばりに反応しないのは当然のこと、かなり本格的なフライマンの毛ばりにも反応しません。

だがしかし、いろいろ本を読みましたが、魚は虫や昆虫をシルエットで判別をしているらしく、たとえば毛ばりの毛は翅脈(はねの筋の部分)に見えるらしいので、透明な羽まで精巧に再現をする必要はなく、ある程度ラフなものでも構わずに食いついてきます。

それが、スレている魚はその判断基準がかなり厳しいのか、本物を模したいわゆる偽物の虫だと、そう簡単に騙されてくれません。

じゃあどうすればいいのか。私はスレている魚が急に頭が良くなるとは考えていないので、いくら毛ばりを本物に似せても効果はたかだか知れていると感じます。やはり大雑把なシルエットで判別していると感じます。

毛ばりの出来不出来ではないのだとしたら、あとはアプローチと流し方になるのでしょう。そして、これもよく言われることではありますが、やはりハリスの太さも大事な要素になるはず。

一度やってみたいことがあります。ハリスに結ばない毛ばりを橋の上から落として流し、それを魚がくわえるかどうかを観察したい。それで魚が食いつくならば、ハリスが原因だとわかるからやってみたいけど、いたずらに魚を傷つける行為なので試すことはできずにいます。

ハリスについてですが、中型のニジマスを狙うと考えると、いくら細くしても0.5号がいいところでしょう。次回は極力細くして、あとはナイロンとフロロでも比べてみたいと思います。

ハリスともう一つのスレ魚対策は、やはりナチュラルドリフト、いかにドラグをかけずに流すか。そしてテンカラならではの方法として、ハリスを水に浸けずに、毛ばりだけを着水させ、その状態をなるべく長時間キープすること。

この3つが今日の結論

  • ハリスを極力細くする
  • ハリスを水面に浸けない操作
  • 継続する集中力

これでクソほどスレている豊平川のニジマスも反応せざるを得ないでしょう。

でもまあ実際問題、豊平川は上流から下流へ強い風が吹いていることが多く、毛ばりだけを水面に落とし、ラインが風を受けることによるドラグを回避するのは、言うほど簡単ではありません。視認性を犠牲にして極細のレベルラインを結べばいけるのか?

スレ魚に対峙することは簡単ではありませんが、そんな魚を自在に出せるようになると、釣りの幅も広がり、市中の激戦区でも釣りができるようになるので、釣り人ならばぜひ身につけたい技術と言えますね。

まとめ:スレに向き合うのか否か


幸いなことにここ北海道は魚がスレていない河川はたくさんあり、わざわざ難しい釣りをする必要もないのですが、本州ではこのような状況が当たり前のようなので、必然的に道外の釣り人の方がスレた魚に強く、腕が良いのでしょうね。

私なんぞはかなりテキトーでだらしない釣りをするのですが、それでも一応そこそこ釣れているので、この楽な状態に胡坐をかいてしまいがちなのですが、たまにはこういったスレた魚を相手にして繊細で高度な釣りを志向するのもよいのでしょうか。

残念ながらこの日、釣れたのは鈍感力の高いウグイ2匹のみと散々な結果となりましたが、いろいろ考えることができたので、むしろ何も考えずに釣れた日よりも経験値は多く得られたと実感しています。

そして、野鳥の繁殖期真っ只中ということもあり、バードウオッチングはとても充実したものになりました。以下に記しておきます。この時期は円山公園などよりも豊平川河川敷の方が多くの野鳥に出会えるのかもしれませんね。

この日の記録

この日釣った魚

ウグイ 2匹(20センチ)

使った毛ばり

ビーズヘッドニンフ赤#12

確認した野鳥

  • アオサギ
  • オオジシギ
  • オオヨシキリ
  • コヨシキリ
  • ヒバリ
  • カワセミ
  • ノビタキ
  • アオジ
  • スズメ
  • ハシボソガラス
  • マガモ
  • カルガモ(♀1とヒナ3羽)
  • オオセグロカモメ
  • ハクセキレイ
  • キセキレイ

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