先日の釣行の際に、私が使っている振り出しのテンカラロッド(ダイワNEOテンカラ)が固着してしまいました。要するに、接合部が動かなくなってしまって収納ができなくなってしまったわけです。
結果的に自力で直すことができたのでその記録です。
たぶんあなたは現在、渓流の川岸でロッドが固着してスマホ片手に途方に暮れていることでしょう。この記事を参考にして、大切なロッドを守ってください。
固着はこうすればなおる!
まずは落ち着く
実際に釣りの後で固着を経験するとわかりますが、ほとんどの人が普段の落ち着きを失ってしまっていると思います。何とかしてロッドをもとに戻さないと!とあなたは焦っているはずです。私はめちゃくちゃ焦りましたから。
ということで、まずは具体的な対処方法を探す前に深呼吸をして落ち着きましょう。あなたの大切なロッドは大丈夫です。問題ありません。必ず快方に向かいますから。
一番怖いのは、焦った状態で不適切な対応をして最悪ロッドを折ってしまうことです。それだけは避けたいところです。
だからまずは、深呼吸して落ち着くこと、これが固着をなおすファーストステップです。
移動に問題のない大きさなら、そのまま持って帰る
さて、最初の工程は確実に済ませましたでしょうか?
固着してしまってもとに戻せなくなってしまったあなたのロッド、もし車で来ていて車にのる長さだったらそのまま乗せて帰りましょう。そのまま持ち帰って自宅で落ち着いて対処しましょう。
公共交通機関や自転車の場合は長いままで帰宅するのは厳しいと思います。その場合はこれからご紹介する方法を現場で試してみてください。
下栓を取りトントンする
ネット上には様々な方法が紹介されていますが、最も確実な方法は、瞬間的な打撃を接合部に加えてあげることです。
こちらの動画がとても参考になりました。竿が固まって戻せない(固着の対処法)
ネット上にはゴム手袋などで滑らないようにして、ねじりながら押し込む方法も紹介されていますが、その方法だとロッドを折ってしまう可能性が高くなります。実際にやってみるとその危うさがわかると思います。
固着部分が穂先に近ければ近いほど折っちゃう危険性は高くなります。
そして、氷を使って冷やせという方法も散見されましたが、ちょっとオカルトだし氷を河原で用意するのも簡単ではありません。
ということで、参考動画の要領で、トントンしましょう。瞬間的な力を固着部分に与えてあげることが最も安全で固着の解消に効果があるのです。
河原の平らな石、もしくはコンクリートなどにやわらかい布を敷いて、下栓を外したロッドをトントンするだけです。
私のロッドは最初の連結部(グリップと最初の一本)が固着しました。余裕で車にのる大きさだったにも関わらず、現場でロッドの根元をガンガン石に打付けてしまったので、下栓にたくさん傷をつけてしまいました。ほんとバカ、オレ…
結局現場では直すことができずに、自宅で下栓を外して布を敷いてコンクリートにトントンしたら固着は解消しました。
固着部分の水分も影響していると思うので、とりあえず落ち着いて、翌日まで待ってから作業をするのがベストな選択でしょう。これを見ている人のほとんどがそれをできるはずです。
まとめ:とにかく落ち着け!
他のサイトに書いてありますが、KURE5-56などの潤滑油も効果がないばかりかさらに状況を悪化させるようですし、無理なねじ込みや引っ張りはロッドを破損させる可能性もあります。
言うまでもありませんが、オリジナル技の開発も絶対にやってはいけませんよ!
持ち帰り可能なサイズであればそのまま持ち帰って、その日はなにもせずに翌日落ち着いた状態で木魚を打つような心持でロッドをトントンしてみてください。
トントンしてもダメな場合は余計なことをせずに釣具店に持ち込みましょう。
そして固着を防ぐためにも、頻繁にメンテナンスをするとよいでしょう。メンテナンスについては以下を参考にしてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿