【札幌の川釣り】真駒内、常盤、藤野の川でニジマスとイワナを釣りたい

札幌市内、南区方面の川を一日釣り歩きました。天気も良く風もない絶好の釣り日和だったのですが、果たして釣果はあったのか…

前日興奮してほとんど寝られず、眠い目をこすりながら札幌の南区エリアへレンタカーを走らせました。

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オカバルシ川(南区藤野:豊平川支流)

豊平川の支流です。全域にわたって滝のような急流でいたるところに砂防堰堤が設置されています。こいつが本気を出したら半端無さそうです…

さて、今回入ってみたのは藤野聖山園の上流です。数百メートル林道が続いていて車で入ることができます。少し行くと三菱鉱業だかの私有地となっているため立ち入りが禁止されています。

この付近も砂防堰堤の連続といった感じで、果たして魚が生息しているのか、とっても疑わしいのですが、とりあえず川まで下りて毛ばりを流してみました。

反応は全くなし。ひたすら流れや堰堤に毛バリを流してみましたが、結果は同じでした。豊平川直結ですし、水質的にもニジマスの川なんでしょうが、いかんせん堰堤によって分断されているので、魚の姿を見るのは難しいのかもしれません。

地理院地図を見る限り、かなり上流のほうまで堰堤は続いているので頑張って釣り上がっても成果は得られないでしょう。逆に230号線に架かる橋あたりで釣りをしたほうが、ニジマスが釣れるかもしれません。

鳥居沢川(南区常盤:真駒内川支流)

真駒内川の支流です。川幅は常時2メートルほど、ところどころに淵や障害物もあり釣り上がるにはちょうど良い規模の川です。空沼岳の登山道へ向かう道の途中に架かる橋から簡単に川に入ることができます。

水はとても澄んでいます。上流に施設や道路もないからか、ゴミも少なく釣り人の形跡もほとんどありません。気持ちよく釣りができました。

右側に林道らしきものが続いていますが、なんだか私有地のような雰囲気なのであまり川からは上がらないほうがよさそうです。人がいたので挨拶したのですが睨まられました。

この日は10~12時の2時間ほどゆっくり釣りあがりました。残念ながらキャッチはゼロ。アタリすらありませんでした。カワカジカがすいすい泳いでいるのは目撃したので、魚が住めない環境ではなさそうです。

どうでもよい話なんだけど、最近ゴールデンカムイを読んでいて、カワカジカが美味いと知ったので捕まえてやろうかと一瞬思いましたが、察知されたのかすいーっと逃げられました。鍋にすると美味いらしい...

入渓点から500メートルほど釣りあがると川が分岐します。地理院地図にも名前が書かれていないのですが、おそらく左側が鳥居沢川の本流です。

右の流れを進むとすぐに巨大砂防ダムに行き当たります。マジでデカい。真駒内川本流も含めてここら辺の川はどこも高低差があるので、すぐに暴れ川に豹変するのでしょう。

さて、分岐点まで戻って左の流れを少し釣り上がりましたが、さらに流れは狭くなり水量も減っていったので引き返しました。

うーん、たぶんイワナの川なんだろう。そして時期と時間帯が悪かったのだろう。イワナはニジマスに比べてやたら生き方にも釣られ方にもこだわるからな。

小滝の沢川(南区常盤:真駒内川支流)

真駒内川の支流で比較的しっかりとした流れです。分岐直後は滝が連続してなかなかの景観です。紅葉の時期はきれいだろうな。

小滝一号橋を渡りそのまましばらく林道を進むと少し開けたところに出ます。民家や乗馬クラブなんかもあります。そのあたりから川に降りてしばらく釣りあがってみました。

こちらも川の規模間、水質ともに鳥居沢川に似ています。川底は岩盤でポイントはまあまああるんだけど魚の気配は全くと言っていいほど皆無…

1キロ弱釣りあがったのですが流れは小さくなる一方だし、まったくアタリがないとさすがに心が折れてくるので引き返しました。

かなり山奥って感じで大木が生い茂り、野鳥も沢山いて沢歩きにはとても良い川だと思います。裏手がゴルフ場になっているためなのか、そんなにヒグマ感はありませんでした。釣れなくてもいいからゆっくりきれいな川を歩きたい人におすすめです。

精進川(南区澄川:豊平川支流)

当初行く予定のなかった川です。上記三つの川で大満足して帰路につく予定だったのですが、思いがけず釣果ゼロ&アタリすらないといういうことで、どうしても魚の姿を見たくなったので、魚影の濃い勝手知ったる川に移動しました。

精進川は豊平川の支流で、月寒川、望月寒川と平行して流れている河川です。エリアによってさまざまな表情を見せる面白い川です。

だいぶ下流ですが、精進河畔公園なんかはとっても良い場所ですね。野鳥も多いし、川にはヤマメも泳いでいます。このエリアは地元の人たちが頑張ってきれいな環境を維持しているのでもちろん釣りは禁止です。たしかヤマメを放流しているはず。絶対に釣っちゃだめですよ!

さて、様々な顔の見せてくれる精進川ですが、澄川の森の中を流れるエリアは自然河川の様相を呈します。流れも蛇行し水量も水質も魚が生息するにはうってつけの環境です。ただしめちゃくちゃゴミが多い。

川に降りて第一投で早速ニジマスが釣れました。15センチくらいの小魚だったけど、やはりアタリがあるだけで気分はだいぶ違います。

2時間ほどゆっくり釣り上がりましたが、なんだか以前に比べ渓相が大きく変化しています。3年ぶり位だから当然といえば当然なのかもしれませんが、まったく別の川に入っているような感じ。特に倒木が多くかなりワイルドな川になってる印象です。

今年の大雪の影響なのか、ここ数年の大雨の影響なのか、定かではありませんが、いずれにしてもポイントも増えてさらに面白い川になったことは確かです。

途中の深みでやっとまともなサイズ(26センチ)を釣り上げてほっとしました。やっぱり1匹ぐらいは普通のサイズの魚を見たいものです。きれいな早春のニジマスでした。

まとめ:ちょっと時期が早すぎた感あり

今回使った毛ばりはこちらです。定番の赤金毛ばり。最近はずっとこれです。ニジマスには抜群の効果を発揮します。大きいのも小さいのも一目散に毛ばりに突進してきます。

そして今回もテンカラではなくて玉ウキを使った毛ばり釣りにしました。結果的に毛ばりのロストはゼロ。狭くて障害物の多い川ではやはりこのスタイルが良いみたいです。

テンカラに比べて面白くないし、アタリも減るんだけど、川や周囲の木々に毛ばりやラインを残すことがほぼないので、精神衛生上私にはあっているようです。

時期なんですが、ニジマスは真冬でもその気になれば釣ることができます。イワナはやはり6月にならないと釣れださない印象があるので、この時期に入るとしたら、ニジマスの川にしといたほうがよさそうです。

最後にこの日確認した鳥です。カケス、ヤマガラ、シジュウカラ、マガモのペア、キセキレイ、ハクセキレイ、ミソサザイ、アカゲラ、ゴジュウカラ、以上です。

マガモのペアは精進川の狭い流れで目撃しました。渡らない個体が結構いるマガモですが、大体公園の池や沼にいます。こんな森の中の渓流で見かけたのでちょっとびっくりしました。これから北に帰るのか、どうしたんでしょうかね。

※豊平川の詳細はこちらのマップにまとめてあります。入渓地点や駐車スペースなど役に立つ情報を記載していますので、札幌近郊の釣行をお考えの方におすすめです。ぜひご活用ください。→【夕張/芦別/徳富】渓流釣りマップ「空知」の販売を開始しました

※北海道での釣りがご心配な方はこちらの記事も参考にしてみてください。→【規制とマナー2023】北海道で川釣りをする際に気をつけてほしいこと

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