【苫小牧の川釣り】清流とニジマスに出会えるおすすめの河川

2022/03/22

釣行記

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時間があるときに苫小牧市内の川を釣り歩いてきました。その記録です。苫小牧の河川は、東部の勇払原野エリアを流れる湿原河川と、西部の支笏湖樽前山を水源とする清流に大きく分けられます。そのいくつかをご紹介します。

東部の湿原河川

ペンケナイ川


ウトナイ湖にそそぐ美々川の支流で、36号線から川に降りることができます。下流のウトナイ湖はラムサール条約湿地に登録されていて、野鳥にとって重要な休息地となっています。周辺の開発などによって年々環境が悪化していることは事実なので、この川に入る際にはいつも以上にゴミを落とさないように、川に仕掛けを残さないように注意をお願いします。

さて、肝心の魚影ですが、大型のニジマスが生息しています。ですが、季節によって周辺の川や下流のウトナイ湖を移動しているみたいなので、いないときは全くいません。私は春先に大型のニジマスを釣ったことがありますが、釣れたのは一度きりといった感じです。

両岸は葦原となっているので川の中を歩いて遡上することになりますが、湿地のわりには川底も安定しているし、深さも膝から腰くらいまでなので遡上は楽です。もちろん流れは穏やかです。

しばらく遡上することが可能で、最終的には新千歳空港あたりにまで達するはずです。お時間がある方はゆっくり湿原の釣りを楽しんでください。なお、葦が成長する夏以降は、視界がとても悪くなるのでヒグマとの遭遇に要注意です。

少し南には同じく美々川の支流であるパンケナイ川が流れています。ペンケナイ川同様に美々川と直接つながっているので、当然こちらにも大型のニジマスは生息しているでしょう。しかし、こちらは水深もあり川底は泥になっていて釣りあがるのは難しいようです。湿原を流れている河川ということもあり、一度はまってしまうと抜け出せなくなってしまう可能性もあるので、一人での釣りはやめておいたほうが無難です。

勇払川


ウトナイ湖からトキサタマップ堰堤までの区間は良い型のニジマスが期待できます。私は過去に2度、60センチ前後のニジマスをバラしています。毛ばりだとどうしても食いが浅くなりますし、バーブレスフックを使っているので仕方がないと思っています。

基本的に流れは単調なのでポイントを選ぶ技術が必要になります。そして、釣り人もそこそこ入っているので魚はスレています。ですが、一度掛かれば大物の可能性が高いです。ほかの河川も同じですが、一つのポイントを一度荒らしてしまうとほとんど釣りになりません。

川底は泥なのでウェーディングで釣りあがることは不可能です。そして川の両岸も葦原もしくは雑木林となっているので、川岸を歩きながら釣りあがることも難しいです。一度川を離れて自転車か車でほかのポイントまで移動する必要があります。

実はとてもフトコロが深い川で、源流は支笏湖の近くにまで及びます。ですが林道等もないため実質釣りができる区間は限られれています。途中にいくつかある堰堤は魚の遡上が難しい高さのものもあるので、大型魚の回遊は実質トキサタマップ堰堤まででしょう。ということで、超大物を狙うのであればウトナイ湖からトキサタマップ堰堤までの区間になります。

法的な縛りはありませんが、ウトナイ湖での釣りは事実上禁止です。そして美々川、勇払川周辺も貴重な水鳥の住みかになっています。川面で水鳥が休んでいるときには川に近づかないようにしたいものです。そして、ルアーや毛ばりも川に残さないような釣りを心がけましょう。

ちなみに最上流の勇払川支流、丸山川の七条大滝の滝つぼでニジマスを釣ったことがあるので、勇払川は全域でニジマスが生息していると言えそうです。

西部の樽前山がわの河川

幌内川

水はとてもきれいですが、市内を流れる中流域より下流は護岸されていてゴミも多く底も浅いので釣りには不向きでしょう。私は確認していませんがニジマスも当然繁殖しているはずです。

上流部には北大演習林という施設があります。そこで研究目的でヤマメの放流をしているらしく、確かにヤマメらしき姿は中流域でも目にします。演習林内の沼では釣りが禁止されていますが、せっかくなので全域で釣りは自粛してほしいところです。私も眺めるだけで実際にこの川で釣りをしたことはありません。

有珠川

苫小牧川から分かれて有珠の沢を上り、最上流には湧水があるとてもきれいな川です。ヒグマの目撃情報が多いためちょっと入渓はビビっています。今後入ってみて追記したいと思います。底が浅く川幅も狭いのでポイントは限られそうですが、ヤマメ、イワナが生息していそうな雰囲気です。

追記:後日高速道路より上流を少し釣りあがってみました。予想通りの細流で川幅は常時2m程度、水深も膝くらいまでしかなく魚の気配はありませんでした。

ところどころ深みもありましたが、魚が出てくる様子も全くなかったので、もしかしたら魚が生息するには適さない川なのかもしれません。居てもカワカジカかなって感じです。

ところどころゴミもありましたが、流れも住んでいますし危険もなさそうなので、子供の川遊びにはうってつけの場所かもしれません。ゴム長靴で遡上が可能なので、気軽に散策もできます。

なお、当日はヒグマの気配もなく野鳥もたくさん見られたので楽しい釣行でした。久しぶりにミソサザイを見ました!

小糸魚川


苫小牧西部を流れる河川です。苫小牧の西部には樽前山のふもとから流れてくるきれいな小川がたくさんありますが、その中の一つです。

4月中旬に川に入ったので、普段よりも水が多い状態だったかもしれませんが、川幅、水量とも釣りには適した状態で、かつポイントも多いので湿原河川の釣りを満喫することができます。

この日、水は笹濁りでちょうどよいコンディションでした。実釣時間1時間ほどであたりが5回ほどあり、食いが浅く釣りあげるには至りませんでしたが水中の魚の姿は見ることができました。

いずれも15センチ前後の小魚でした。おそらくニジマスかヤマメです。雪解け水が落ち着いてきたときに川がどんな状態になっているかわかりませんが、魚もいるしポイントもそこそこあるので、十分楽しめる川だと言えるでしょう。

覚生川(オボップガワ)


苫小牧の西端を流れる河川の一つで、とても小さな川です。今回はオートリゾート苫小牧アルテンの看板がある橋から川に降りてみました。

下流にある錦大沼の公園内から川に降りて、しばらく釣りあがるのも楽しそうです。とても小さな川ですが、いい感じに蛇行していたり、コンクリートの護岸の跡が残っていたりして、変化に富んでいます。

ポイントはそこそこあるのですが、この日は小魚が毛ばりをつつきに来るくらいで、まともなサイズの魚を目にすることはできませんでした。

高速道路よりも下流のエリアは両岸が藪で流れも直線的、川底も泥なので釣りあがるのはちょっと大変かもしれません。快適に渓流釣りをするのなら、錦大沼~アルテンの区間になりそうです。

樽前川(タルマエガワ)


苫小牧の西端を流れる清流です。河口のすぐそばで分岐し、西側がポン樽前川、東側が本流の樽前川となります。

河口付近は水量も多く深場が点在します。私のほかに釣り人も見かけたのでおそらくニジマスが釣れるのでしょう。川の中を歩いて移動するというよりは、ポイントポイントを車で移動する釣りになるかもしれません。

高速道路付近まで北上すると、広く浅い流れに変化します。このあたりから樽前ガローまでの区間が釣りあがるにはよさそうな雰囲気です。途中で砂防ダムや堰堤などもないので、穏やかな里川の雰囲気が楽しめます。

なお、川の両岸には私有地があるので立ち入りは厳禁です。行きも帰りも川の中を歩くようにしましょう。

錦多峰川


高速の高架より上流部に一度だけ入ったことがありますが、底が浅く釣りになりませんでした。市街地を流れる中流域はポイントがありそうですが、高めの護岸がされているし、両岸の草木が邪魔で釣りにならないのではと思っています。

こちらも近々探検をしてみたいと思っています。水はとてもきれいで苫小牧の飲料水を取水している河川みたいですね。魚は確実にいると思うのですが…

追記 2022/05/09

バイカモがゆらゆら揺れるとてもきれいな川です。ヤチボウズがあったり湿地河川の特徴が多く見受けられます。両岸は葦でおおわれているところが多く、川底は砂や泥状で川の中を移動するのはちょっと難しいかもしれません。

下流部の流れは直線的でポイントが連続している感じではないので、堤防を歩きながらよさそうなところがあれば川に降りて釣りをしてみる、といった感じで2時間ほど粘ってみました。

種はわかりませんが、5センチくらいの小魚がたくさん泳いでいて、毛ばりにもアタックしてきました。大きな魚影はこの日は見ることができませんでした。ところどころにある砂防堰堤には深みができていて、いかにも大物が居そうな雰囲気です。

水がとても澄んでいて、身を隠す障害物も少なく、川までのアプローチも容易なため、大きな魚を釣るには早朝のだれも入っていない時間帯に、かなり慎重にアプローチをしての一発勝負になりそうです。

通ってみる価値はあると感じました。苫小牧高専付近にポイントが多いと思います。

まとめ:きれいな川が多いがゴミも多い


苫小牧は勇払原野という広大な平地、湿原に位置しているので、資材置き場や太陽光発電施設、大規模工場、中古車販売業者などが郊外の自然豊かなところにたくさん作れらています。

それに伴いゴミも多くせっかくの良好な環境が維持されていないことに、ちょっとがっかりすることもあります。

釣りは直接環境保全にはつながりませんし、もし川にゴミを残すのだとしたら逆効果になってしまいますが、最大限配慮すれば全く痕跡を残さずに釣りをすることも可能です。

地域の自然を知る良いきっかけになってくれるので、ぜひ釣りに出かけて水のきれいさを知ってほしいですし、野鳥観察もしてみてほしいと思っています。特に地元の若い人には知ってもらいたいな。そうすれば近い将来、状況は改善されてくるかもしれません。

また、苫小牧の河川の大きな特徴として、雪代が少ないこともあげられます。雪解けによる増水と濁りがほとんどなく、シーズンを通して水量も水質も安定しているということです。

河川の特徴なのか、雪が少ないことが影響しているのか、原因は定かではありませんが、札幌圏の河川が春になると軒並み濁流になることに比べると、苫小牧の河川は変化が少ないです。

春に釣りを楽しみたい人は苫小牧の河川に入ってみることをお勧めします。

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