【気候変動】地球が温かくなると何が起きるのか?

2021/11/16

環境問題

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前回は地球の気温が上がり続けていることと、その原因についてお話ししました。

今回は、気温が上がると何が起きるのか?

どこの誰が困るのか? というお話です。

私たちにできることはあるのでしょうか?


地球が温かくなると何が起きるのか?

地球のイラスト

地球の気温が上がると、どんな変化が起きるのでしょうか?

夏がさらに暑くなって、冬が暖かくなるだけでしょ?と思うかもしれません。それだけだと特に大きな問題にはならなさそうですよね。

でも、私たちが体で感じる気温のことよりも大きな問題がいくつかあります


第一に、地球の気温が上がると極地(北極、南極)の氷がたくさん溶けます。氷が溶けるとそれだけ海の水は増えることになるので、水面が高くなります。

海の水面(海水面)が高くなると世界の多くの都市がその影響を受けると言われています。

なぜなら都市は、大きな河の河口や低いところに多く作られてきたからです。

タイのバンコク、中国の香港、フィリピンのマニラなどの都市のかなりの部分が水に浸かってしまうと予想されています。

水に浸かってしまうと、そこで暮らすことができなくなってしまうので、住民は難民となってしまうでしょう。


地球の気温が上がることで起こる、もう一つの大きなことは天気の変化です。(気候変動

極端な天気、たとえばものすごい雨とか、巨大な台風とか、そういった災害を起こすような気象が起こりやすくなってしまいます。

たびたび大雨が降ったり台風が来たりすると、私たちは毎日を安全に暮らすことはできませんよね。



だれが気候変動の犠牲者になるのか?

洪水の町

南北問題ということばを知っていますか?

これは、地球の北側に住んでいる人の方が、南側に住んでいる人よりも豊かだということを指すことばです。

先進国と呼ばれる国々はほとんど北側にあります。ヨーロッパの国、アメリカ、日本もそうですね。

逆に南の国、アフリカの国や南米の国は貧しい国が多いです。

この、北と南の貧富の差が南北問題と言われていますが、気候変動のはなしでもこの南北問題が起きています。


北の豊かな国は、多くの二酸化炭素を出しているのだけれど、海水面の上昇や気候の変化の影響をあまり受けない。

南の貧しい国は、あまり二酸化炭素を出していないのに、海水面の上昇や気候変動の影響をもろに受けてしまいます。


これは不公平ですよね。

南側の国に住んでいる人たちは二酸化炭素を出さない生活を続けてきたのに、ある日突然、海水面が上がって今までいた場所で生活ができなくなったり、台風や洪水で命を落としたりしてしまいます。

この不公平を正すために、北側の豊かな国がお金を出して、南側の国を助けるという話し合いがCOP26でも持たれました。特に、前回せつめいした再生可能エネルギー分野にお金を出しますよと言っています。

北側の国は化石燃料(石炭、石油、ガス)を使って発展をしましたが、これから発展していく南の国には、あまり二酸化炭素をださない形で発展をしてほしいと思っているからです。

すこし、北側の国はズルいかなと思いますが、もし南側の国が北側の国のような方法で発展をしたら、今後ものすごい量の二酸化炭素が大気中に出されて、さらに地球の気温が上がってしまうからです。


今起きていることと近い未来の私たちの生活

再生可能エネルギー

前回もお話したように、世界の国の間で二酸化炭素をいかに出さないかを話し合い、助けが必要な国には援助をしていくこともCOP26で決まりました。

でも、これだけでは地球の気温が上がり続けることを抑えることは難しいとされています。


なぜなら、今までの生活を変えたくない人たちがいるからです。豊かな生活をしている人たちは、今の便利で不自由のない生活を手放したくないのです。

おいしいものを食べて、車や飛行機で移動をして、仕事や観光をする。そんな生活をやめるわけにはいけません。

でもその裏側で、貧しい国の人たちは、最低限のものを食べて、移動もせずじっとまいにち我慢をして生活をしています


この差を貧富の差と呼びますが、それにさきほどお話したように、気候変動が加わって貧しい人たちは生きていくことすら困難になりつつあります。


どうすればみんなが安全に暮らしていけるのか?

それを考えることはとても大切なことだと思います。

特に日本をはじめとした先進国に住んでいる人は、遠い国の話だと知らん顔をせずに真剣に考えて行動をする必要があるでしょう。

具体的に何ができるのかについては、また別の機会に。

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