【冬テンカラ】雪景色の豊平薄別合流地点で釣りをする

あと数日で12月。釣りばかりしていたらあっという間に季節は冬です。シーズンを終わらせたくない一心でいつもの豊平川に向かいました。さて、釣果はどうだったのでしょうか?

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冬のテンカラはどうなのか

雪が積もった渓流

たぶん今年最後の釣行、と言いつつもうすでに何回か来ています。これが最後の一投と言いつつ際限なく投げ続けるのと同じですね。これは釣り人なら100%理解していただけることでしょう。

ですが川に着いてみて本当にこれが最後だと納得させられました。自宅のある南区藤野から車でわずか20分ですが、定山渓エリアは積雪が平地の倍以上ありました。幸いにも先行者(エゾシカ)が踏み馴らした道があったのでそれをつたい河原に降ります。

素晴らしい景色ですねー釣りをしていないとみることができない景色の一つと言えるでしょう。何も目的がないと、こんな時期にこんなところに来ることはありませんから。これも渓流釣りの魅力の一つだと思います。

時刻は午前10時過ぎ。まだ空は晴れ間が見え風もほぼ無い絶好のコンディションです。引き続きエゾシカが作った道を辿り、ポイントまで進みます。

夏場は入れ食いだったポイントは全く音沙汰がありません。夏場は尺上が数本上がったポイントもまったく反応が無い。この日はここ数日ではもっとも天気が良く、この雪の中だが小さな虫も湧いてきていて魚の食い気は上がってきているはずなんだけど。

瀬ではなく水温が高そうな止水や流れ込みを中心に毛ばりを投入するがアタリすらない。やはり厳しいのだろうか…

寒さのせいなのか厳しい釣りに...

一度入渓地点まで戻り今度は上流側の様子を見てみることに。1週間前に尺に近いニジマスを5本あげた、ポイントが連続する絶好のエリア。だが岩の上には雪が高く積もり、川底は最近の荒れた天気のせいで泥と苔でぬめりがひどく、ものすごく滑ります。体には堪えるな。

釣り上がろうか止めようか、ちょっと迷ったその時、やや下流でバシャンという大き目のライズが! これはイケると確信しすぐに波紋が残る川面へ毛ばりを落としてみます。少し流れた後ラインの動きが止まる。ヨシっと間髪を入れずに軽く竿を持ち上げてみる。と同時に対岸の沈下した流木が少し動いた。やってしまった… 

数回竿をあおるも針は外れず、やむなく川に入り対岸の流木まで移動して、冷たい流れに手を入れて毛ばりを回収した。さっきのライズ、今日ここまでで唯一と言っていい魚の反応だったんだけどな。さらに魚は尺前後はあったはず!

魚を誘い出すことができなかった自分の未熟さを悔やみましたが、ポイントはまだ無数にあるはず。一つ一つ丹念に毛ばりを落としつつ川を上っていくと徐々にアタリが出始めました。やはり気温が上昇してきたからなのか。でもそれと同時に空は薄暗くなり始め、ぽつぽつと雨が上着をたたき始めます。

なんとか数匹のニジマスを釣り帰途に

開始から3時間でやっとのこと最初の一匹を釣り上げ、その後立て続けに20センチ前後のニジマスを6匹釣ることができました。

今日はボウズかもしれないと思っていたのでとりあえずホッとしましたが、いずれも小ぶりです。この時期は通常良いサイズが釣れるはずなのだが…それにしても食いが悪いですね。

アタリもごく繊細なものなのでいつもより竿を倒しラインを張り早めに合わせないと口に掛かってくれません。夏場とは全く別の釣りという印象です。

エリア最後の落ち込みで数匹を追加しこの日は終了。最後は頭上の枝に毛ばりを引っかけてしまいハリスを切ってしまったので、普段のように粘ることも無くあっけない幕切れとなりました。以上、今シーズン最後の釣行でした。たぶんです。

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