【テンカラ釣行】豊平川中流:砥山橋~砥山栄橋を釣り歩く

札幌の奥座敷、定山渓の手前に位置する小金湯温泉付近の豊平川は好ポイントが連続します。橋からかんたんに川に降りられるので、その分人も多いのですが、足を使えばイワナ、ニジマスに出会うことができます。

2018年シーズン終盤に釣り歩いた記録です。

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豊平川中流域:砥山栄橋から釣り下る

最初下流にある砥山橋から川に入ろうと思ったのですが、車がたくさん停まっていたので場所を変えることに。

ということで2キロほど上流にある砥山栄橋から川に入り、釣り下ることにしました。

上流方面は小金湯温泉まで釣り上がることもできるのですが、そこまでポイントは多くなく、過去に数度入っているので、今日は思い切って砥山橋まで下ってみようと思ったわけです。

晴天かつ土曜ということもあって人もちらほら見かけます。釣果はあまり期待せず、あくまでもルート開拓ということで割り切って挑みました。

画像奥に見える山、八剣山は先端の岩場まで登ることができます。でも、毎年のように滑落による死者が出ている危険な山です。1時間弱で登れて「初心者向き」と言われているので、ハイキング気分でのぼる人が多いのですが、山頂は柵も無い岩の上を歩くことになり高所恐怖症の人は少し後悔するでしょう。

登るときは、数日以内に雨が降っていないときを狙って登山するようにしてください。足元がすべる状態だとなおさら恐怖を感じます。

先行者がいて厳しい釣りに

さて、二人釣り人とすれ違いました

1人は長竿の餌釣りの方、もう一人はフライの方でした。

ということで、彼らが流さないであろうところを意識して狙って毛ばりを落としますが...さすがに厳しいですね。

ルアーに比べて場を荒らさない釣り方ではあるのですが、それでも少しはスレてしまっているでしょう。餌釣りの長竿の人は低く木がせり出しているようなところは流せないはずなので、ポイントを絞ることは可能ですが、フライのポイントとはどうしても似てしまうし、川の奥のほうまで飛ばすことができるフライの方が広い範囲をカバーできます。

魚がいそうなところでは釣りにならず、魚がいなさそうなポイントを集中して攻めます(少し矛盾しますがこういうことを考えないと釣りにならない事は多々あります。)

流れが二股になっているところはあえて細くて地味な流れを選択しました。その100m区間だけ魚の活性が高く、やはり人の後ろを歩くと釣りにならないなと実感しました。

でも最終的に、1匹ではありましたが35センチのニジマスを、なんてことのないチョロ瀬から出せたので満足です。

豊平川中流の好区間

道路を走っても2.5キロある区間なので、蛇行している川では4キロほどあったでしょうか、なかなかの長距離の釣り歩きになりました。

3時間歩き続けてやっと砥山橋に到着。日暮れ前に車まで戻りたかったのでそこまでたくさんキャスティングはしていないのですが、さすがに疲れました。帰りはのどかな里山を40分ほど歩いて車を停めてある砥山栄橋まで戻りました。

最初からこうなるとわかっていたら砥山橋に折り畳み自転車を置いておいたんだけどな。でも気温もちょうどよかったし歩いても「まっいいか!」と思える一日でした。

※この区間、230号線側は崖、八剣山側は森や畑になっていて、途中で川から出ることができません。飲食物は忘れずに携行しケガなどによる遭難には十分注意してください。もちろんヒグマにも注意が必要です。

※豊平川本支流の詳細はこちらのマップにまとめてあります。入渓地点や駐車スペースなど役に立つ情報を記載していますので、札幌近郊の釣行をお考えの方におすすめです。ぜひご活用ください。

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※北海道での釣りがご心配な方はこちらの記事も参考にしてみてください。→【規制とマナー2023】北海道で川釣りをする際に気をつけてほしいこと

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