【図解DIY】天板の反り止めはこの3つがおすすめ【加工も簡単】

2021/09/13

木工

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木製の天板、特に無垢材で作った天板は

年月の経過とともに反ることがあります。

本格的な木工の技術がなくても

DIYで可能な反り止めをいくつかご紹介いたします。

(私、一応プロの木工家です→ナカムラ木工


アングル金物を使用する方法




桟木を天板に固定する際にL字型の金物を使用する方法です。

方法はとても簡単なのですが、一つだけ気を付けることがあります。

動きを妨げないような金物を使う必要があります。(上のイラストを参考に)

板は幅方向に縮むのでその時動けるようにしてあげるわけです。

金物は一つ100円くらいなのでコスパもよく確実な方法です。

アングル天板止

金物をしっかり固定させる方法については以下の記事も参考に。

(記事準備中)


駒止めを使用する方法


桟木に駒(木駒)を取り付ける方法です。

この方法でも木が動けるスペースを取ってあるのがイラストでわかると思います。

桟木に溝を掘る加工、駒を作る必要もあるので、L字金物を使った方法よりも手が込んでいます。

駒を本体とは違う木材で作ったりすると見栄えもよいですよ。

駒には大きな力がかかるので硬い木で作る必要があります。



ネジの動きを妨げない方法


一見普通に桟木を木ネジで固定しているように見えます。

でも右の断面図のように、ネジの穴を広く開けて動けるようにしています。

ネジは天板へしっかり食い込んでいるので、強度に問題はありません。

ボール盤を使った加工だと、そのままひっくり返して深さを変えるだけなので加工も簡単ですし、見た目もすっきりしているのでおすすめの方法です。

私もこの方法を採用することが多いです。


同じネジの動きを妨げない方法として、以下のイラストのような手もあります。


これは加工がとても簡単なので量産家具に多く見られます。

丸のこ盤で溝を掘るだけですからね。

考えた人はすごいなぁと感心します。


(参考)蟻の吸いつき桟


みんなの憧れ、蟻の吸い付き桟です。

木工をやっている人なら一度は挑戦したい、見た目もよくきわめて論理的な組手。

まさに機能美といったところでしょう。

ですが、加工の難易度も高いですし、木材の使い方も難しく中途半端にこの方法を使うと故障の原因になります。

私も未熟なので丸一日かかります。

ルーターを使っても、微調整だなんだで時間があっという間に過ぎてしまいます。

何度か練習をして、ぜひ一度挑戦してみてください。

スキルアップにつながります!


まとめ:最後に反り止めの必要性について

最後に、桟木を使った反り止めの基本について、おさらいです。


天板は幅方向に縮み、木表側に反る

板の動き方の基本がこれです。

でもこれはあくまでセオリーであり、テーブルの天板と、覆われた箱ものの天板とでは違う動きをします。

当然、板目と柾目でも動き方は全然違ってきます。

上のイラストの板はすごく反るタイプの板と言えます。


桟木は天板に直交させて配置

桟木はそりを防ぐために置くものなので、天板の木目と直角になる方向に配置します。

そして、桟木の天板に接する面は、平滑である必要がありますね。

桟木自体が曲がっていたら、それに合わせて天板も曲がってしまいますから。


広くて厚い天板は反る力も強いのでゴツイ吸いつき桟が必要

乾燥の具合、樹種の違いはありますが、広くて厚い天板は応力(反る力)が比例して強くなります。

使う天板に応じて、桟木の寸法と用いる方法を変えなければいけません。

ちなみに、木の応力は思っている以上に強いです。

ネジなんか簡単に折ってしまいます。

それもまた木の魅力であると私は思います。


さて、ここまで天板の反り止めの方法をいくつかご紹介しました。

木工家向きではなく、DIYで簡単にできる方法を最初に3つ挙げました。

確実で失敗しない方法は、L字の金物を使う方法でしょうね。

ぜひこの記事を参考に、DIYでテーブル制作などをしてみてください。


お読みいただきありがとうございました。

他の反り止めについてはまた別の記事で書いてみたいと思います。

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