札幌市内の観光も一通り済んで少し暇になったときに、
お隣の江別市へ足を延ばして「のんびり森林浴」をしませんか?
江別市では保存樹木の指定をしており、
開拓当時から残る古木を管理保存しています。
道内ではまれな巨木に出会える公園があります。
その中の一つ、千古園をご紹介します。
千古園へのアクセス
札幌中心部からは車で40分程度です。
高速道路を使用するまでもないと思います。
12号線ではなく郊外の北海道らしい景色を見ながらのドライブがおすすめです。
広い通りからの入り口には大きな看板はありません。
ちょうどカーブになっていて少し見つけづらいかもしれません。
通り過ぎてしまわないように注意です。
小さな看板を過ぎて奥に入っていくと駐車場と簡易トイレがあります。
千古園はこんな人におすすめです
遊具はなくベンチ、石碑、お地蔵様がところどころにあります。
庭園風の公園なので、家族連れも少ないです。
そのため花の季節以外はとても静か。
しゃべらない大人向け。
木が好きなカップル向け。
全体は小高い丘になっていて端からは石狩平野に広がる田畑を一望できます。
園内には決められた散策路などはなく、地面は土、公園というよりは管理された雑木林といった印象です。
道央ではとても珍しいブナの林を見ることができますよ。
ここは史跡として残されている公園です
江別の開拓に貢献した関矢孫左衛門という人の住居跡地です。
いいところに住んでいましたね。
エゾヤマザクラ、キタコブシの大木もあるので、シーズンには花見客で賑わいます。
市の文化財にも指定されている場所ですよ。
それぞれに個性がある保存樹木が7本
園内には7本の保存樹木があります。
その中の印象的な2本をご紹介します。
ブナ
- 樹高:約25メートル
- 幹周り:約5.2メートル
- 樹齢:136歳
まさに江別の長老といった感じ。
奥の平野の景色と相まってトトロいるんじゃ...と思ってしまいます。
本来、ブナは黒松内(道南の町)が北限と言われている木で、これは植栽されたものですね。
道内でも珍しい大木です。
そして、つるっとした樹皮に触れると、とても気持ちが良いですよ。
キタコブシ
- 樹高:約15メートル
- 幹周り:約3.3メートル
- 樹齢:196歳
キタコブシってこんなに太くなるんだ!
というのが第一印象。
風の影響か、病害虫の影響かはっきりしませんが、ところどころ治療がされています。
なんか手負いの古侍といった感じの風貌です。
花のシーズンはいいんだろうな。
来春の楽しみが一つ増えました。
そのほかにも多くの立派な樹木が管理された状態で堂々立っています。
自分の一本を探してみてください。
やっぱりこの2本がその候補になるとは思います。
道路向かい飲食ができる施設があります
郊外にありますが道路向かいに施設があり便利な場所です。
施設内には野菜の直売所、イートイン、人気のパン屋さんがあります。
週末には多くの人でにぎわいます。
また、その周囲にいくつか飲食店も出店しているので困ることはないでしょう。
道路を渡る際には奥にカーブがあり交通量もありますので、十分注意してください。
ということで、今回は千古園をご紹介しました。
木の大きさで言うと道内では稀な場所。
本州には巨木が多いので、旅行の方にはあんまりかな。
ですが一見の価値ありです。
もうすぐ紅葉の季節ですね。
私ものんびりサイクリングがてら訪れる予定です。
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