洗濯機が壊れて買い替えを検討している方。
新生活を始めるにあたり、洗濯機の購入をお考えの方。
ちょっと待って!
特に一人暮らしの方に読んでいただきたく、洗濯機無しの生活を1年続けた私が、気が付いたこと書いたので購入の前に読んでみてください。
私が1年間洗濯機を使わない生活をして気が付いたこと6つ
【結論】手洗いでもなんとかなる!
男の一人暮らしという前提ですが、手洗いでもなんとか間に合っています。
お子さんがいたり家族が多い場合で、誰かが一人で担当していると厳しいかもしれません。
でもこの際、もしこれを読んでいるのが、その洗濯をお一人で担当されている主婦の方だったら、思い切って洗濯機を手放して、「それぞれ各自が自分で手洗いしてくれ!」と宣言してしまうといいでしょう。
私の母も、家族のすべての洗濯を一人で担当していて、それに多くの時間を使ってきました。その世代の女性はそういう人がほとんどだったでしょう。
でも今は、完全に平等な時代になりました。
男だから、女だから、子ともだから年老いているから、そんなことは関係なく、各自が汚したものは各自で始末をつけるというライフスタイルになっていくといいですね。
いきなり話がズレましたが、手洗いで大丈夫ということが言いたかったのです。
問題はやはり脱水と部屋干しの嫌な臭い
手洗いは思っているほど大変ではありません。
要するに慣れの問題です。
以下の手順で行います。
洗い
私は洗面所で押し洗い、もしくはたらいに洗濯物を入れて踏んで(メイとサツキの洗濯方法です)洗います。
汚れがひどい場合は強めの洗剤でつけ置きしたのち、押し洗いをします。
水が冷たいときや、手荒れが気になるときは裏起毛付きのゴム手袋で作業をすると楽ですよ。
すすぎ
何度か水を入れ替えて、押し付ける感じです。水がある程度透明になればOK。
脱水と水落とし
軽く絞ってから浴槽内の物干しざおに掛けて水を落とすのですが、やはり半日ほどはこの状態にしておく必要があります。
くれぐれも、雑巾を絞るようにねじってしまわないように。
これをやるとすぐに衣服が傷んでしまいます。
たたんで押し付ける要領である程度水を出して、あとは吊るして水を落とす感じです。
そして、その水気落としに時間をかけすぎてしまうと、俗にいう部屋干しの嫌なにおいが衣服に残ってしまいます。
ハンガーで干す
水気がある程度切れた早い段階でハンガーに移して風通しの良いところで干します。
ハンガーにかけずに、水落しを長時間していると悪臭を放ち始めますので要注意!
この脱水、水落し、干すの一連の作業に慣れてしまえば、手洗いは全然楽になります。
一人暮しで洗濯物の量がそれほど多くない人は余裕でしょう。
洗濯槽はものすごく汚れているかも!?
洗面所やたらいで洗濯をしていると、あっという間にそれらが汚れます。
衣類から出る汚れや石鹸カスが一度洗濯するたびに結構こびりつきます。
洗濯機はなかなか複雑な構造で、いくら洗濯槽クリーナーなどを使っても、そのすべての汚れを取り切るのは難しいですが、たらいは丸見え&シンプルなのでいつも清潔で衛生的に保つことが可能です。
排水用のホース周り、洗剤や柔軟剤の投入口周りなどもどんどん汚れやほこりがたまっていきますよね。
さらに複雑な形状をしているので隅々まできれいにするにはとても時間がかかります。
ユーティリティのスペース確保
言うまでもなく、洗濯機は冷蔵庫と並ぶ大型家電です。
一人での運搬はまず無理と考えていいでしょう。
洗濯機がないと洗面所周りがすっきりしますし、掃除が楽になります。
そして、これは毎回私が言っていることで、もはや口癖のようになっていますが、引っ越しが簡単にできるようになることも、大きなメリット。
いざというとき簡単に引っ越せると思えるだけでも、仕事や生活に関する制約がなくなって精神的に自由でいられます。
【環境的な側面】電気の不使用と使う水の減少
少し環境的な側面から見てみます。
電気を使わないし、水の使用も毎回目で見て確認するので、適量で済ますことができます。
洗濯機が発明された背景には、女性の家事負担の軽減が主なものだったのでしょうが、家族のメンバーそれぞれが自分の分を洗濯するのであれば、一家に一台あんな大きな家電は不要となります。
みんなが"MYたらい"をもって生活するような日が来るといいですね。
それが健全なんじゃないかと、手洗いをしていて感じました。
シーツなどの大物はコインランドリーを利用する
やはりシーツやダウン製品などの特殊なものは手洗いに限界があります。
積極的にコインランドリーを利用してください。
それにしてもコインランドリーが増えましたね。
投資としてブームになっているようなので、利用する側としてはありがたい話です。
私も徒歩圏内に3店のコインランドリーがあるようです。
まとめ:洗濯機を通してなぜかジェンダーの話になってしまった
なんかすこし話が大きくなってしまいました。
でも振り返ると、洗濯って家事を担当する人にとって大きな負担になってきた歴史があります。
私は4年間アフリカ生活の経験があるのですが、女性は多くの時間をたらいと洗濯板の周りで過ごし、やっぱり洗濯機は憧れの存在のようでした。
少し前の日本もそうでしたし。
でも、洗濯機は問題を解決しないでしょう。やはり、性別年齢に関係なく、家事を誰か一人に押し付ける考え方をやめない限り、結局何も変わりません。
さて、おさらいですが、脱水のコツさえつかんでしまえば、洗濯機がなくても十分やっていけます。
大きくて掃除やメンテナンスが難しいものが一つ家の中から減るだけで、私は気分が良くなりました。
汚れたり、故障したら丸ごと買いかえればいいかという考えは、今の時代には合わないですよね。
持続可能という言葉はあまり好んで使いませんが、不用品を手放して、毎日少し時間をかけるだけで精神的に豊かな生活を手にすることができるんじゃないだろうかと、家電を一つ手放すたびに思うのです。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
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