プロも使う作業台の作り方【拡張版】

前回制作した作業台の拡張版です。棚板と脚が増え、収納スペースと強度が増します。少しの部材でさらに良いものになりますのでぜひトライしてみてください。 

前回の記事はこちらです。プロも使う作業台の作り方【ベース編】

コンテンツ

【拡張版】脚と桟木を2本追加し、棚板を2枚入れる

外観はこんな感じになります

見た目からして安定感が増したのがお分かりいただけると思います。さらに収納もついてこれ一台で道具の整理と精度の高い作業が可能に。この作業台には裏と表も無いので作業場の真ん中にドカーンとおくことも可能です。

真ん中の二本の脚はアジャスターでしっかり接地させましょう。がたつきがなければ組み立て専用の作業台としても重宝します。

必要な木材、金物、工具

木材

  • 6フィート(1820ミリ)の2×4材 2本
  • 1820×910(12ミリ厚)のコンパネ 2枚

金物

  • ビス(木ネジ、コーススレッド)65ミリ 適量
  • ビス(木ネジ、コーススレッド)18ミリ 適量
  • アジャスター 2つ

必要な工具

  • メジャー
  • のこぎり(あれば電動丸のこ)
  • インパクトドライバー
  • さしがね(またはスコヤ)
  • ドリルビット(アジャスター下穴開け用)

部材の加工と組み立ての工程 

2×4材とコンパネを以下の寸法でカットします

6フィートの2×4材2本で、810mm2本、780mm2本作ります。

コンパネは2枚とも1716×730mmでカットします。(購入後ホームセンターでカットを依頼すると楽です。)

脚に受け桟、アジャスターを付ける

780mmにカットした部材に、受け桟とアジャスターを取り付けます。

アジャスターの取り付けは少し面倒なので、また別の記事に書く予定です。現状、ほかのサイトや書籍を参考に取り付けをしてください。

なお、今回はアジャスターを一番ひっこめた状態で15mmと想定して部材を780mmでカットしています。だから、設置した後で、5mmほどアジャスターを引き出して、地面にがっちりつけてあげるわけです。

※780ミリという数字はお持ちのアジャスターに合わせて調整が必要です。

受け残は適当な端材を使って、天板側から350mmのところにビス止めか釘打ちをしましょう。これに中段の棚板(カットしたコンパネ)が乗っかるわけです。

脚と桟木を本体に取り付け、コンパネを置く

さて、脚の加工を終えたら、本体に取り付けていきます。

脚は幅方向の中心になるように、桟木は受け残と同じ高さになるように、それぞれ取り付けることが大事です。

メジャーで測るか、バカ棒(指定の寸法でカットしてあり、それを当てると毎回同じ長さで印をできる)を使って桟木をビス止めしていきましょう。

脚と桟木の取り付けが終わったら、いよいよ棚板となるコンパネを置いていきます。
なお、脚の間は734mmのはずなのですが、余裕をもって730mmカットとしました。ホームセンターでせっかくカットしたのに、自宅で入らないとまずいので。これを逃げと呼びます)

置いたコンパネは、桟木にビス止めしてしまいましょう。これでズレることがなく、全体の剛性も高まります。これで完成です!! 

まとめ:これであなたの作業場もさらに充実!

ということで、2回にわたって作業台の制作方法のお話でした。全工程、ゆっくりやっても丸一日で済んでしまうと思います。

材料費はざっくり7~8千円といったところです。(工具と金物は別です)

本当はもっと凝ったものでもいいのですが、身近な材料と最低限の工具を使い、何もない作業場で最初に作るもの、というコンセプトの作業台です。

いずれにしても、こういった箱モノは制作工程も楽しいですし、やればやるほどレベルアップもできます。これを足掛かりに、さらに本格的な作業台の制作にチャレンジしてみてください。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

コンテンツ