車の所有について悩んでいる人
これから初めての車を買おうとしている人
高齢になり運転からの引退を考えている人
そんな皆さまに読んでいただきたくこの記事を書きました。
私が車を手放して半年間で感じたことを順に書いてみます。
多くの時間を車に奪われていた
金銭面以上に身軽になったなと感じるのがこれでした。
便利な乗り物かと思いきや、実は多くの時間を奪われています。
購入時の車種選び、お店選びに始まり、保険、車検、メンテナンス、税金、駐車場などなど、調べて決めなければいけないことが山のようにあります。
私は優柔不断な人間なのでなおさらです。
車に関する決定事項は本当に人生に必要な時間なのだろうか?
自分の人生の目的のため、将来のために充てている時間と言えるのだろうか?
もし仮に、私が資産家だとしても、自分で車を所有することは今後無いでしょう。
もし億万長者になったら、運転手付きの車をリースするかもしれません。
購入や手続き以外にも、異音がし始めたり、傷をつけてしまったり、街中で駐車場が見つからなかったり、ある日突然動かなくなるんじゃないかと不安になったり、近所の子供のボール遊びにハラハラしたりと、神経質な私のような人間にとって、奪われる時間は増える一方でした。
イライラする要素を減らすことができる
車を持つことは、ストレスを持つことと同義だと、車を手放した今強く感じます。
運転時、イライラしていませんか?
便利なものに乗っているはずなのに、歩行者以上に先を急いで猛スピードで交差点を通過したり、割り込みをしたりする。
人をイライラさせる何かが自動車にはあるのでしょう。
私もなぜか車に乗るとイライラしていました。実に不思議な乗り物です。
そして、そのイライラや不注意から起こる悲惨な事故。
そんなに急いで私はどこに行きたかったのだろうか?
事故、渋滞、金銭、故障の不安をいつも抱えて、自宅でくつろいでいるときにも車のことを考えてイライラしていませんか?
車の所有はストレスの大きな要素だときがつきました。
やっぱりお金がかかっていた
私が車(普通乗用車)を所有していた時の話ですが、ざっくり毎年24万が維持費として消えていました。
上記には税金、保険、車検、メンテナンス、ガソリン代などが含まれます。
これに加えて購入費用も当然かかるので、安く抑えて中古のコミコミ100万の車を5年乗るとしても、トータルで毎年50万弱が車に消えることになります。
50万あったら、ヨーロッパ周遊旅行に行けてしまいます。
もしくは、給与ではなく好き嫌いで仕事を選ぶことも可能です。
車を所有するメリットや収入を考慮して、これを高いと感じるか安いと感じるか、それは人によるかもしれませんが、上記の理由も加味すると有効な出費だったとは私は思えませんでした。
環境的に自己矛盾を解消できて、精神的に健康になった
もしあなたが環境への意識が高い人だと、いくらエコカーに乗っていても常に自己矛盾を抱えていると思います。
私も毎日乗りながら罪悪感のようなものを感じていました。
車の製造には多くの資材、大量の電力と水が必要ですし作る段階で産廃も発生します。
いくらエコカーを謳っていても、製造に関する環境負荷は変わりません。
使用の際にもオイル、冷媒、フィルター類、タイヤなど数えきれないほどの消耗品が廃棄物となります。
冷静に考えるとこれらはとてつもない量になります。あぁぁ~
特に、ハイブリッド車や電気自動車の蓄電池はどうすんの?って感じです。
自動車を手放すと、そんなことを考えず自分に自信をもって生活できます。
いくらエコな自動車が開発されても、環境に対する負荷は減りません。
再生可能エネルギーで電気を作る際にも、野生動植物の住みかを奪っています。
エコな戦闘機、環境にやさしい催涙弾、これらに矛盾を感じない人はいないでしょう。
エコな車、これも同じなのではと、最近は感じることが多くなりました。
今のところ不便は特に感じていない
レンタカーがネットの普及でとても使いやすくなりましたね。
私が免許を取った20年前の半額かそれ以下で借りることができますし、郊外に住んでいる私でも徒歩圏に営業所がいくつかあります。
都会ではカーシェアも一般的になりつつあるようでこれからさらに車を個人で所有する人は減り続けるでしょう。
特に私のような低所得かつ神経質な人間は絶対に手を出してはいけないものだということがこの記事ではっきりとわかりました...手放してよかった!
あと、意外な変化に、車じゃなきゃ運べないものを買わなくなりました。
私の場合ですが、車を手放すのと同じ時期に一軒家からアパートに引っ越したこともあるのでしょうが、大きな買い物をしなくなりましたね。
最近ではホームセンターでも車の貸し出しサービスがありますし、そもそも要らないのに変わりありません。
ということで、郊外だったり、お仕事の都合でどうしても手放せない人もいるでしょうが、迷っているということはなくても生活できる、ということだと思うので、思い切って手放してみることをお勧めして、今日は終わりにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もし車を手放したらご連絡を。一緒にサイクリングに行きましょう!
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