【札幌市内でトラウト】砥山ダムにそそぐ百松沢川に入ってみました

札幌市内、定山渓の手前で豊平川本流にそそぐ百松沢川で釣りをしてきました。

秋は木々の葉が落ち見通しが良くなるので、前から気になっていた川に入るにはもってこいの季節です。

※豊平川本支流の詳細はこちらのマップにまとめてあります。入渓地点や駐車スペースなど役に立つ情報を記載していますので、札幌近郊の釣行をお考えの方におすすめです。ぜひご活用ください。→【夕張/芦別/徳富】渓流釣りマップ「空知」の販売を開始しました

※北海道での釣りがご心配な方はこちらの記事も参考にしてみてください。→【規制とマナー2023】北海道で川釣りをする際に気をつけてほしいこと

コンテンツ

百松沢川へのアクセス

札幌市中心部から車で約40分、車を降りて林道を30分くらい歩きます。

駐車場所はないので少し札幌寄りにある路肩のスペース、もしくは橋の周辺の歩道に乗り上げることになります。

休日は車が多く停まっていますが、ほとんどが登山客なので先行者を気にする必要はなさそうです。

橋を渡り林道を歩く

今シーズンは億劫な気持ちに負けて新しい釣り場の開拓を怠ってきました。そこで...第一弾として昨年末から気になっていた百松沢川に入ることにしました。

百松沢川は豊平川上流にある砥山ダムに注ぐ小さな川です。

230号線、小金湯温泉を過ぎたあたりに架かる橋から林道が続いているのですが、橋の老朽化によりゲートは閉まっているので徒歩か自転車での探索となります。

この林道は神居岳、烏帽子岳の登山口へ続く道ということもありそこそこ人は入っていますが、釣り人はそんなに多くはありません。私も後日、神居岳に登りました。

橋から500メートルほど歩くとこの看板を目にしました

人が多い=熊の目撃が多い、ということだと思いますが、念のため熊鈴はもちろんのこと手を叩きながらゴスペルスタイルで入山です。

木に掲げられていた営林署の看板によると、林道の右はカラマツ、トドマツの植林らしいです。それも昭和33年とのことで、一部はすっかり自然林の様相。左は本来の自然林でナラやカエデの大木が生い茂ります。

その頃はこの辺の山も皆伐されていたのでしょう。その頃の札幌近郊の山々の様子を想像できません。

川に到着、早速釣りをしてみる

林道を30分ほど歩いたところで砥山ダムのインレットに出ます。

土砂が堆積し水深も無くここでは釣りにならなさそうです。砂地に目を凝らしますが、鹿の足跡のみで熊の足跡はありません。ちょっと安心しました。さてこの川を釣り上がります。

ご覧のように水がとても澄んでいます

あくまで様子見だったのでトレッキングブーツできましたが、こんなものを見てしまうと入らずにはいられません。構わずにじゃぶじゃぶ入河。さぁ、果たして魚は居るのか...

イワナかヤマメを予想していましたが、なんとニジマスが出ました

本流の豊平川はニジマスの生息圏だけど、遡上不可能な堰堤があるので完全に遮断された川だと思っていたのに...ニジマスは本当にどこにでもいますね。

良いのか、悪いのか、在来種が駆逐されなければ問題はないのか...釣り人としては複雑な気持ちです。

更に少し上がるとゴルジュ状になっており、釣りよりも沢歩きにうってつけの雰囲気となります。この辺では魚の気配はしません。釣りをするにはちょっと険しすぎます。

堰堤が続く上流部

神居岳の登山口の看板あたりに3mほどの砂防ダムがありそこで引き返すことにしました。

帰ってから地理院地図を見てみましたが、砂防ダムの上流はさらに1キロほどは釣り上がれそうな感じなので、短い竿を持って再挑戦したいです。

やはりヒグマが怖いのでドキドキしましたが、水も清く、新しい景色も見られて記憶に残る一日になりました。水がきれいなので沢登りでも楽しめそうな川だと思います。

追記:砂防ダム上流に後日入ってみました。1キロほど釣りあがると再び3mほどの砂防ダムが行く手を阻みます。その間、小型のニジマスを3匹釣りましたが、テンカラを振るにはやや厳しい川です。

下流のダム湖との行き来は不可能なので、回遊をしている超大物は居ません。堰堤の間で暮らしている大物はいるはずですが、林道を歩いてまで入る価値は...どうなんでしょうか。

コンテンツ