【サドルとハンドルの調整】クロスバイクで速く走る・力を伝えるセッティング

2021/08/08

雑記 自転車

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クロスバイクで颯爽と走りたい。

何ならロードバイクを抜いてやりたい!?

速く走るには自転車本体やパーツを変えるよりも、セッティングが重要です。

その超大事な、具体的な方法をご説明します。

クロスバイクは体に合ったものを専門店で購入しましょう

クロスバイクには同じモデルでもサイズの違いがあります。

定番のエスケープRX3の場合、

430(XS)

465(S)

500(M)

555(L)mm

の4サイズ展開となっており、それぞれに適正身長があります。

同じ身長でも股下(要するに足の長さ)が各々違うため、少し恥ずかしい股下測定器で測ってもらって自分の体に合ったクロスバイクをスタッフの方に選んでもらってください。

私はSとM、どちらも乗れる身長でしたが、Sを勧められました。

要するに足が短いってことかしら?

それとも大きめよりも小さめがいいということなのか...

でも、今では自分の体の一部のような快適な乗り心地です。


クロスバイクのサドル、ハンドルの効果的な位置

サドル

ペダルを一番低い位置にしかかとをのせ、ひざが曲がらない程度にサドルの高さを調整

シート部分は地面と平行、高くしたらハンドルから離れていくので少し前に出す。


ハンドル

サドルと同じ高さにする


これが力が入りやすく疲れないポジションとなります。

購入直後は誰にでも乗りやすい無難なセッティングになっていることがほとんどなので、自分での調整は必須と言えます。

サドルの高さは頻繁に変えるけど、ハンドルの高さは変えたことがないというクロスバイクユーザーは多いと思います。

ハンドルの高さ調整はとても重要なのでこの機会にぜひ取り組んでください。



サドル、ハンドルの具体的な調整方法を解説

私のジャイアントグラビエで実際の調整方法を解説します。

六角レンチ一本で済んでしまいます。

簡単です。


サドルの調整

高さの調整はシートチューブについているレバーの開閉で行います。

サドルの前後と傾斜の調整は、サドル裏についている一本のボルトで行います。

ボルトを緩めると、前後も傾斜もぐらぐらになるので少し微調整が難しいです。

次にハンドルの高さ調整

まず上のお皿を外し、次に横から押さえているボルトを2本緩めます。

するとハンドルがぶらんぶらんになってハンドルをフレーム本体から抜くことができるようになります。

スペーサー(金属の輪)がいくつかついているので、それを入れ替えて微調整していく、という仕組みになっています。なんともアナログ。

ハンドルを一番高くするとこんな感じ。(上の画像と見比べてください)

スペーサーの調整で限界まで下げてもサドルより高い場合は、ハンドルをひっくり返したり、部品を交換したりという方法もありますが、ここでは触れません。


さて、調整が済んだらボルトを締め付けます。

横のボルトを先に締めてしまうとガタツキの原因になるので、上のお皿側のボルトをしっかり締め付けてから、横のボルトを締め付けましょう。

※調整はあくまで自己責任で。

※基本的には専門店での調整をお勧めします。


調整と試乗を繰り返す(同じコースで試してみよう)

それぞれ調整が済んだら、少しきつめのコースで試乗してみましょう。

いい感じにセッティングできていれば圧倒的に漕ぎやすくスピードも乗ります。

坂道での負荷も大きく変わってきて所要時間も大きく変わってくるでしょう。

セッティング後は緩みやガタツキが出ることがあります。

調整に使ったアーレンキーとドライバーは携行するようにしてください。


さて、これでロードバイクに負けないぞ! と意気込むのは良いですが…

そのスピード熱も購入後半年もすれば収まってきて、私は現在、最高のセッティングでのんびり走っています。

高校生にもママチャリのおばさんにも追い抜かれますが、何も感じません。

安全第一

目的地に着ければそれでよしということで、まとめました。


クロスバイクを更に速く、乗りやすくする方法は以下も参考に。


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