【30年ずっと見てた私が】テレビを見ない生活を始めて気が付いたこと

2021/08/29

やめてみた

t f B! P L

疲れて家に帰ったらとりあえずテレビをつけるという人、多いと思います。やめたいと思いつつもなんとなくだらだら見続けて自己嫌悪になっていませんか? 30年以上、ほとんど毎日テレビを見てきた私が、見ない生活を始めて気が付いたことを5つ挙げてみます。


テレビ断ちをして見えてきたこと5つ

ネガティブ思考、上から目線になっていた

ニュース番組は人の不安や心配を煽るように作られています。

そういった情報に毎日触れていると、プラスの面が見えなくなっていきます。

私自身も、実際に会ったこともない政治家や芸能人の悪口を言う、卑屈な人間になってしまっていました。

そのようにしてどんどんネガティブ思考に陥っていきます。


そしてテレビは、文脈を考慮せず、一場面だけを切り取って伝えるため、人や物事を捻じ曲げていかに視聴者の目を引くかを考えて作られています。

政治家の一つの失言を必要以上に叩き、野球選手のホームランを神のごとくあがめます。

そして次第にそれらを「評価」する癖がついてしまいます。

何事も上から目線で、あいつはダメだ、あの子はすごい、などゼロサムで考えるようになってしまいます。

私は、ネガティブな思考習慣と人を評価する上から目線を、テレビによってすっかり身に着けてしまいました。


リアルじゃない空虚な時間を過ごしていた

今あなたが見ているテレビはただのスクリーン、プラスチックの塊です。

私はテレビに依存しているとき、ふとそう思っては、早くやめないといけないと感じていました。

プラスチックの塊を見つめるのはやめて、隣に座っている人を見なきゃいけない、と。


テレビが伝える情報のほとんどは私には関係のないことでした。

実際に1時間テレビを見ていて、私に直接関係のある事柄はほとんどないでしょう。


空虚さを感じるもう一つの側面に環境のことがあります。

ブラウン管時代よりはましになったでしょうが、テレビの製造廃棄の過程で出るプラ、金属ゴミは膨大な量になります。

ゴミを買い、ゴミの維持費に出費し、一日に数時間を奪われていたのです。

もしテレビのない家庭に生まれていたら、より良い人生を歩めたと思います。

残念なことに私の両親は昔も今も、ずーっとテレビを見続けています。

私のことは見ていません。テレビを見ています。


自分で行動する力を奪われていた

繰り返しになりますが、テレビによって私はネガティブになり、評価をする癖がついてしまっていました。

自分では何もやらないくせに、人のあら捜しをするだけの、いやな奴でした。


テレビから与えられる情報がなくなると、必然的に自分と向き合う時間が増えていきます。

意地でも物を買わせ、自分の意志ではない消費のための行動をさせようとする広告からも離れることができます。

私はテレビによって意思をはぎ取られ、意見をコロコロ変える習慣が身についていました。


お金を浪費していた

テレビ本体の購入費はもちろん、NHK・衛星の受信料などかなりの節約になります。

NHKの受信料だけでも、20歳から80歳まで払い続ければ150万円にもなるそうですよ。


テレビ以外に受信設備(チューナー付きのスマホ、PC)がないのならNHKは解約が可能です。(ほかの詳しいサイトをご参考に)


そして、一番の節約は、買い物の量が減ることなのです。

刺激的な新商品やオープンした飲食店を目にする機会が減るので、圧倒的に消費が抑えられます。

テレビをやめて、いかにそういった無駄遣いをしていたかに気づきました。ちょっと遅かったけど。


膨大な時間を奪われていた

1日3時間テレビを見ると1年間で1095時間45日間もテレビを見ていたことになります。

僕らの生きている時間はそんなに長くはありません。

自分の命ともいえるこの時間を無駄に使うことは、今すぐやめるべきです。

今あなたが40歳だとして、今すぐにテレビをやめると、この先1400日くらい多く使うことができるんです。

1400日あれば多くのことを知って、技能の習得もできるし、大切な人と長く過ごすこともできます。


すぐに始めたい!テレビ断ちの方法

まずはテレビに布をかけてみましょう

本当は今すぐに回収拠点にもっていって捨ててほしいのですが、せめてオリンピックだけは!という人のために、普段の見る回数を減らす工夫です。

テレビに何か布をかけ、リモコンを見えないところにしまってください。

この2点を気を付けるだけで、なんとなくダラダラ見ることがなくなります。

よく言われることですが、やめたいと思っている習慣は物理的に遠ざけてしまうというシンプルな方法が手っ取り早いです。


代わりの少しマシなものに変えてみる

でもいきなり見るのをやめるのはちょっと無理かも、という方はYouTubeなどのネット動画サイトやサブスクに切り替えてください。

しかし、それらも中毒性があるので、あくまでも代替が必要な場合に限定してということで。

でも、テレビよりは数倍ましだと実感しています。

悲惨な事件事故やバイアスのかかったニュースはクリックしなければ遠ざけることができるからです。

自分が好きなもの(私の場合はゲーム実況や本の要約動画など)を見続けるほうがまだましでしょう。


引っ越しのタイミングでサヨナラをしましょう!

これが一番良い方法かなと。私は引っ越しでした。

布をかけて見ないようにしている時期も比較的長かったのですが、たまにペロッとめくってみちゃってました。

引っ越しをすることになったとき、潔く連れていくのはやめました。


引っ越しは自分の生活を見直す良い機会です。

近い将来、引っ越しの予定がある方は、連れて行かないことをお勧めします。

若干名残惜しいですが、仕方ありません。

自分の人生の方が大切ですもの。


まとめ:この記事は過去の自分に読んでほしい!!

膨大な時間を奪われ、卑屈な人間になり、行動力を奪われていた過去の自分に読んでほしいという気持ちで書きました。

そして、同じような境遇の人にこの記事が読まれるとうれしいです。

特に、私のようにテレビ中心の家庭で育った人へ届くとうれしいな。

今からでも失った時間は取り戻すことができる、と私は前を向いて日々を大切に過ごし始めました。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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