【火災保険の更新で考えた】行き過ぎた大量消費の行く末は

2018/08/30

雑記

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日本で生活している以上、ある程度時流に合わせる必要があります。

ファッションとか、食とか、スポーツとか

そういうものは自分で好きに選べますが

避けられない出費につながるものは、おかしいと思うことがあると

何とかならないかなぁと考え込んでしまいます。


自宅の火災保険の更新をしました

私が住む家は「古い&無駄に大きく&変な作り」なので、もちろん耐火でも耐震でもありません。

なので保険料が大変なことになります。

車もそうみたいですが、古くなるほど税金は高くなりますよね。

新しく家を建てる時にも国が推奨する方法で建てると、保険料は安くなります。

私が住むエリアは古い住宅街ということもあり、一度更地にし立て直すのが主流で、エコ関連の補助金の対象となる最新設備の家が次々と建ちます。

でもこれはエコなのだろうか? 

重機で一気に壊してしまうと、まだ使える設備、家具、建具もすべてゴミになってしまいます。

でもそれが「普通」になってしまっているのが何よりも怖い。

誰かが住んでた家は跡形もなく壊して、すべて新しい自分だけの家を建てる。

それはかなり「異常」なことなんだけど。

今の時代、そんなことを言ってる私が異常なのかもしれませんね。


人の一生も使い捨てに成り下がる


私はモノを大事にすること=人の気持ちを大事にすること、だと考えています。

なぜなら、すべてのモノは誰かが人生の貴重な時間を使って設計・製造し、輸送し、販売したものだからです。

家はまさに、誰かの人生の貴重な瞬間の集まりだと思います。

私は木工という仕事をしているので、なおさらそんなことを感じます。

たとえそれがどんなに古くて時代遅れでも、働いた人たちの貴重な時間が詰まっています。

そんな気持ちを持って、モノを大事にしようとすると、保険料は高くなり、各補助金は受けられず、変な人扱いされるわけです。

そして、街からは技術者、職人が消え、食品から家まで、ほぼすべてのものはどこか知らない遠くの工場で知らない人の手や機械に作られ、運ばれてきます。

何とか、そんな時流にはあらがって、戦ってやりたいものです。(笑)


以上、保険の更新時になんとなく思ったことでした。

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