【身近な素材で自然観察】ペットボトルで作る小鳥の餌台

野鳥に興味を持ち始めて、その姿をもっと見たくなってエサ台を設置してみました。今では毎日野鳥がリビングの窓の向こうに遊びに来てくれます。

作り方と設置の方法をご紹介します。

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ペットボトルのエサ台を吊り下げてみた

ペットボトルと割りばしで作った小鳥用の餌台です。

「かわいい小鳥を庭に呼ぼう」という子供向けの本に書いてあったものを参考に、軒先に設置したものです。

この本、私のような大人の初心者が読んでも勉強になります。

一年目は野鳥がやってきている様子を見ることができず、場所が悪かったのかなと思っていましたが、今年は春先からいろいろな鳥がヒマワリの種を食べに来てくれています。

確認できたのはヤマガラ、ハシブトガラ、シジュウカラ、シメなどです。

それらカラ類が落としたひまわりの種を、地面でカワラヒワ、キジバトがつつきます。

画像のシジュウカラは現在庭の巣箱で子育て中の個体で、ヒナたちには小さな虫を取ってきてあげて、それを巣箱内で渡した後にこのエサ台にやってきます。おそらく自分が食べる用なのでしょう。

とてもよくできているえさ台

本に書かれているとおりに作ったのですがとてもよく考えられています。割り箸が交差した止まり木が4つ出ていて、それぞれに取り出し口が開いています。

中身が落ちないようにペットボトルの切り込みも方も工夫されていて感心します。詳しい作り方は本を参照してください。

さて、シジュウカラは飛び出した割りばしの止まり木にぴょんぴょんと一つ一つに順にとまっていきます。動きが面白いので飽きずにいつまでも見てしまいます。

くわえた!と思ったら上の画像のようにペッと落としてしまいます。

これを繰り返すので何か変だなぁと思いネットで調べると、中身の詰まった良いものを選んでいるとのこと。美味しそうな種が見つかったらその場では食べず、落ち着ける場所でゆっくり皮をむいていただくそうです。

3シーズン使ってみて

野鳥観察をはじめていろいろ勉強をしました。

そしてえさ台の功罪(少し大げさではありますが)についても学びました。野生動物にエサを与えることは、本来のエサを集める能力を失わせたり、食性を変えてしまったり、負の側面が強いという意見もあります。

私もその意見に賛成で、3シーズン後、このエサ台は撤去しました。

ですが、小さな子供がいるご家庭や、毎日自宅で過ごすご年配の方には、身近に鳥を感じることができる素晴らしいアイテムだと思います。

いろいろ配慮をすれば、生態系に与える影響も最小限で済むのでぜひ作ってぶら下げてみてください。きっと様々な野鳥が来てくれます。

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