2018/05/20

楢の板で小さいテーブルを作る

ナラの板が売れたのでお客様のご希望の高さで脚を作ってサイドテーブルにします。まずは桟木に脚がはまる溝を作ります。スライド丸鋸で角度決め、荒取りをして鑿で仕上げます。


脚をはめて接着剤を塗布し裏から木ねじを入れて固定します。幅が同じ材同士の場合は接合部分はあえて面を取るときれいに見えます。こんな感じ。


穴が縦に二つ開いているのが見えると思います。普通にねじを入れると木の収縮についていけず木かねじが割れてしまいます。ほとんどの場合ねじが折れてしまうのですが...以下に図で示します。まずはねじを入れた時の状態。


室内が乾燥する冬季になると木が縮みます。幅方向に縮むのですが、これは板目が強いほど大きくなります。幅が広いテーブルなどは5~10ミリ程度縮むこともあります。以下は板が縮んだ状態です。


左の加工をしたものはネジが動けるスペースがあるのでねじも折れず材の動きも妨げません。右のただネジを入れたものは木の縮みについていけずネジが折れてしまっています。同じ幅の角材の接合などは気にする必要は無いのですが、テーブルなどの大きな広葉樹の幅方向に材を配置する場合はこのような処置をした方が良いです。蟻の吸い付き残が理想的ですが加工に時間がかかるのと、材の見極めが難しく中途半端に採用すると全く効かないということもあります。よほどお金がもらえるとかじゃない限りは木ねじによる吸い付きがベターです。
さてさて、天板の耳が未処理です。カビが出ていますが根は深くないのでグラインダーでギュインギュインすればいい感じに仕上がるはずです。仕上げ、塗装はまた今度ということで。