2017/09/20

近郊河川で釣りとゴミ拾い

日に日に寒さが増してきた。この日は今までに入ったことがない渓に行くことに決め、午前中は自宅で仕事をし午後から出向くことにした。午後にしたのはやはり熊が怖いからだ。深い渓谷になっているエリアのため万が一遭遇してしまうと逃げ場がない。
林道沿いからは入渓が困難。20メートルほどの絶壁に囲まれているエリアである。あらかじめ地図で確認しておいた沢を伝い降りることにした。ホイッスルを吹きまくり、手を叩く。ド派手な入場である。想像していたよりも険しい道のりではなく最近人が踏み入った形跡もある。5分ほどで谷底に立つ。案の定車から投げ捨てられたであろうゴミがあちこちにあるが、釣り人が残したであろうごみはなかったため期待して準備にかかる。
降りてきた沢との合流地点に第一投。逆光で何も見えない。だが気が付けば竿がしなっている。手に心地よい振動が伝わる。早速アタリだ。そんなに大きくはないと判断し、場を荒らさぬよう泳がせずやや強引に岸に寄せた。23センチのニジマスだった。普通のサイズのため写真は無い。同じ場所でまだ出ると考え数回毛ばりを落とすも反応はない。
沢との合流点から、さあどちらに行こうかと考えたが、やはり熊が怖い。近くに施設が数件あるがいずれにも熊の目撃情報が上がっているようだ。こういうときは人間の感は冴える。人間も十分動物だ。悪い予感に従うことにし、上流下流とも最初の大場で引き返すと決め、まずは上流から。だが浅いトロ瀬が続くばかりで大場が無い。トロ瀬で1匹20センチほどのイワナを釣り上げ引き返すことに決めた。この川でイワナはとても珍しい。比較的腹部の黄色が少ない精悍で美しい個体であった。
瀬から出た綺麗なイワナ

沢との合流点に戻り下流に足を向ける。先ほど逆光でまったく見えなかった深みと思われた場所は実際はごく浅い瀬であった。水深15センチ程度。良く見えないからこそ毛ばりを落とせたのかもしれない。見えない方がいいことも多いのだ。
釣り下ると右手に藪が生い茂る湿地が広がってきた。いかにも熊が居そうである。自分の存在を知らせつつ集中が途切れながらも竿を振り続けた。数回アタリはあったが全てバラしてしまう。
熊の気配がする渓谷


そして最初の大場に到着。ここで3回投げたら引き返すことに決めた。落ち込みとなり水深は2m位ありそうだ。ポイントよりも上流の流れ込みに毛ばりを落とし、水流にわざと飲み込ませ中層に流し込む。ラインは半分ほど水の中に入り、流れに合わせて手を伸ばし竿を送る。腕が疲れてきたので左手でひじを支える。流れていたラインの動きがピタッと止まった。ゆっくり竿を上げるとグググっと応答。その応答で魚の大きさがわかってしまった。小さい。だがよく走り十分に楽しませてもらった。20センチのニジマスであった。
早々に針を外し竿をたたむ。荷物を全てバックパックに仕舞い足早に今来た道を戻った。
この川は上流にダムがあり、一度岩が水を被っているためぬめりが多くよく滑る。途中何度も足を滑らせ転倒しそうになった。一人で小躍り状態。
入渓した沢まで戻り恒例のゴミ拾い。それにしても異常にごみが多い。沢を見下ろす林道はキャンプサイトへ通じているため観光客が多いからなのか。パンパンの大型のゴミ袋も数個あり、到底拾いきれる量ではなかった。車の近くに落ちていたごみを少しだけ拾い、次回ゴミ拾いだけをしに来ることにした。
釣り場のゴミ拾い

あと川の中でルアーを拾った。ラインも付いていたが...太すぎやしないか? 私のテンカララインよりも太い。6号はあるか? この川ではいい所1号4ポンドぐらいじゃないと釣れないのでは...とルアーマンにツッコミ今日の釣行は終了。実釣2時間。夏の終わりと熊の気配を感じさせる一日であった。