2020/06/25

藤野公園

私は藤野公園の近くに住んでいます。ちょっと紹介したいと思います。


地区の名を冠した公園は札幌市内にたくさんありますが、そのいずれもが大型レジャー公園の様相を呈しているのとは反対に、藤野公園はあくまでひっそりと、いつも鬱蒼とやや陰鬱な気配を漂わせています。それもあってか、駐車場はありません。遠方からのゲストはお断り、ということでしょうか、あくまで地元の人たちの散歩場所、南陵高校生徒のたまり場として、ませたクソガキのいちゃつき場として、その使命を全うしている感があります。それでも長期休暇になると、いい感じに穴場なのが原因なのか、遠方から家族連れがやってきて路上駐車をしています。繰り返しになりますが、駐車場はないので気を付けてください。


池があります。2019年に池の縁が改修されました。改修期間中、公園は立ち入り禁止となり心配になりました。その理由はマガモです。餌付けをしている連中がいて、野鳥は餌がもらえる場所を一度覚えると、渡りをしなくなり一か所にとどまることがあります。餌付けしている連中の多くはそんなことはお構いなしに毎度自己満足で恍惚の表情を浮かべ、刻んだ食パンをばらまきます。工事で誰も入園できなくなると当然マガモは餌に困り、さてどうするのだろうと私は心配になりました。気のせいか最近のマガモは痩せて見えます。数の増減は確認できず。


林があります。奥の方、南側には二次林が広がります。起伏があり散歩コースとして、まぁ5分くらいで歩けてしまう程度の距離ですが散策が可能です。手前、遊具やテニスコートがあるあたりはトドマツ、ヤチダモなどの巨木が、おそらく原生林当時のまま、伐採されずに残す計画で公園が作られたのでしょう、その奥にひっそりと開基100年記念碑が佇みます。そんな藤野公園ですが思いのほか野鳥の種は少ないです。林と池があるのでもう少しいろいろ見られてもいいはずなのだが、これは市街地の公園と違い、生息場所が分散していることが原因の一つと考えられます。すぐ南にはヒグマが生息する深い山林、北に下ると豊平川と河畔林、それらに分散しているのでしょう。


テニスコートがあります。無料で予約不要、一見さんで利用できます。ですがコートはガタガタのコンクリートなので本格的にプレーされてる方には不向きです。あと平日夕方は中高生がサッカーをしたり、ドッジボールをしたり、なぞのボールゲームをしたりでまともには使用できません。声をかけると意外にも場所をあけてくれたりもしますが。


遊具は充実しています。2019年の冬に改修工事が行われ、ベンチや東屋が増設され、一部遊具も更新されました。平日昼間には子供と遊ぶお母さんの姿もちらほらと。いたって平和な公園です。私も犬が生きていたころは散歩コースの中心でした。四季折々の美しさがあり、出会いがあり、犬の記憶とともに頭の中にいつまでも残る景色になりました。また犬を連れて、エゾリスが遊ぶ草いきれのこもる草地を、頭を空っぽにして歩けたらいいなと、ふと思うことがあります。